私はオクラホマ州で育ちましたが、そこでは、春から夏の終わりにかけて竜巻が起こります。ある時、空に黒い雲が湧き、警報が発令されると、まもなく停電になりました。私たちは急いで避難用の地下室に逃げ、嵐が通り過ぎるまでじっとしていました。

今では、「竜巻の追跡」を趣味にしたり、商売にしたりする人たちがいます。彼らの目的は、怪我をせずに、できるだけ竜巻に近づくことです。大半の追跡者は、正確な情報を入手できる優秀な気象予報士たちですが、それでも私は、危険な竜巻見学ツアーに参加しようとは思いません。

ところが、霊性や道徳面については、愚かにも危険なものに近づいていくことがあります。神がやめなさいと言われるのに、自分は大丈夫だと思い込んでしまいます。そんな人は、聖書の「箴言」を読むべきです。箴言には、人生のわなに陥らないための知恵が書かれています。著者のソロモン王は、「心を尽くして主に拠り頼め。自分の悟りにたよるな。あなたの行く所どこにおいても、主を認めよ。そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる」と語ります (箴3:5-6)。

私たちの主イエス・キリストは、冒険に富んだ人生を極めたお方です。イエスの知恵に従うなら、人生を十分に満喫することができるはずです。