歴代誌上 4:1-6:66
ユダの子孫――もう一つのリスト
1ユダの子は、ペレツ、ヘツロン、カルミ、フル、ショバル。 2ショバルの子レアヤにはヤハトが生まれ、ヤハトにはアフマイとラハドが生まれた。彼らがツォルアの氏族である。
3エタムの父の子は、イズレエル、イシュマ、イドバシュ、彼らの姉妹の名はハツレルポニ。 4ペヌエルはゲドルの父、エゼルはフシャの父である。彼らはベツレヘムの父、エフラタの長男フルの子である。 5テコアの父アシュフルには、ヘルアとナアラという二人の妻がいた。 6ナアラはアフザム、ヘフェル、テメニの人々とアハシュタリの人々を産んだ。彼らはナアラの子である。 7ヘルアの子はツェレト、ツォハル、エトナン。 8コツにはアヌブ、ツォベバ、またハルムの子アハルヘルの氏族が生まれた。
9ヤベツは兄弟たちの中で最も尊敬されていた。母は、「わたしは苦しんで産んだから」と言って、彼の名をヤベツと呼んだ。 10またヤベツがイスラエルの神に、「どうかわたしを祝福して、わたしの領土を広げ、御手がわたしと共にあって災いからわたしを守り、苦しみを遠ざけてください」と祈ると、神はこの求めを聞き入れられた。
11シュハの兄弟ケルブにはメヒルが生まれた。メヒルはエシュトンの父である。 12エシュトンにはベト・ラファ、パセア、またイル・ナハシュの父テヒナが生まれた。彼らはレカの人々である。
13ケナズの子は、オトニエル、セラヤ。オトニエルの子はハタト、メオノタイ、 14メオノタイにはオフラが生まれた。セラヤにはヨアブが生まれた。ヨアブはゲ・ハラシム(職人の谷)の父である。彼らが職人であったからである。 15エフネの子カレブの子はイル、エラ、ナアム。エラの子はケナズ。 16エハレルエルの子は、ジフ、ジファ、ティルヤ、アサルエル。 17-18エズラの子は、イエテル、メレド、エフェル、ヤロン。メレドがめとったファラオの娘ビトヤの子は次のとおりである。彼女はミルヤム、シャマイ、またエシュテモアの父イシュバを身ごもった。メレドのユダ人の妻は、ゲドルの父イエレド、ソコの父ヘベル、ザノアの父エクティエルを産んだ。 19ホディヤの妻は、ガルミの人ケイラの父と、マアカの人エシュテモアを産んだ。彼女はナハムの姉妹である。 20シモンの子は、アムノン、リンナ、ベン・ハナン、ティロン。イシュイの子は、ゾヘト、このゾヘトにも子があった。
21ユダの子シェラの子孫は、レカの父エル、マレシャの父ラダ、ベト・アシュベアで亜麻布の仕事をする家の氏族、 22更にヨキムとコゼバの住民、またヨアシュとサラフである。この二人はモアブで支配力を持っていたが、レヘムに戻って来た。これは古い言い伝えによる。 23彼らは焼き物師で、ネタイムとゲデラに住み、そこで王の近くにとどまって王の仕事に従事した。
24シメオンの子は、ネムエル、ヤミン、ヤリブ、ゼラ、シャウル。 25シャウルの子孫は、息子がシャルム、孫がミブサム、更にミシュマと続く。 26ミシュマの子孫は、息子がハムエル、孫がザクル、更にシムイと続く。 27シムイには息子が十六人、娘が六人いたが、兄弟たちの子は多くなかったので、これらの氏族はどれもユダの子孫ほど大きなものにはならなかった。
28彼らが住んだのは、ベエル・シェバ、モラダ、ハツァル・シュアル、 29ビルハ、エツェム、トラド、 30ベトエル、ホルマ、ツィクラグ、 31ベト・マルカボト、ハツァル・スシム、ベト・ビルイ、シャアライムであった。これらは、ダビデが王となるまで彼らの町であった。 32また、彼らの村もあった。エタム、アイン、リモン、トケン、アシャンの五つの町と、 33バアルに至るまでの、これらの町を取り巻くすべての村もそうである。以上が、彼らの居住地であり、その家系を登録したものである。
34メショバブ、ヤムレク、アマツヤの子ヨシャ、 35ヨエル、イエフ、その父はヨシブヤ、祖父はセラヤ、更にアシエルとさかのぼる。 36またエルヨエナイ、ヤアコバ、エショハヤ、アサヤ、アディエル、エシミエル、ベナヤ、 37ジザ、その父はシフイ、祖父はアロン、更にエダヤ、シムリ、シェマヤとさかのぼる。 38ここに名を挙げられた人々は、それぞれの氏族の中の首長であり、彼らの家系は非常に大きくなった。 39彼らは羊の群れのために牧草地を求めて、ゲドルの入り口に、また谷の東にまで来た。 40彼らは豊かで良い牧草地を見つけた。その土地は広く、平穏で、ハム族がその土地の先住民であった。 41ここに名を記した人々は、ユダの王ヒゼキヤの時代にそこに来て、彼らの天幕とそこに居たメウニム人を撃って滅ぼし尽くし、今日に至っている。そこには羊の群れのための牧草地があったので、彼らは代わってそこに住んだ。 42シメオンの子孫のうち五百人はセイルの山に向かった。イシュイの子らのペラトヤ、ネアルヤ、レファヤ、ウジエルがその頭であった。 43彼らは、逃れて生き残っていたアマレク人を打ち殺し、そこに住んで今日に至っている。
ルベンの子孫
1イスラエルの長男ルベンの子孫について。ルベンは長男であったが、父の寝床を汚したので、長子の権利を同じイスラエルの子ヨセフの子孫に譲らねばならなかった。そのため彼は長男として登録されてはいない。 2彼の兄弟の中で最も勢力があったのはユダで、指導者もその子孫から出たが、長子の権利を得たのはヨセフである。
3イスラエルの長男ルベンの子は、ハノク、パル、ヘツロン、カルミ。
4ヨエルの子孫は、息子がシェマヤ、孫がゴグ、更にシムイ、 5ミカ、レアヤ、バアル、 6ベエラと続く。このベエラはアッシリアの王ティグラト・ピレセルによって捕囚として連れ去られた。彼はルベン族の首長であった。 7彼の兄弟は、その氏族の系図の登録によると、頭のエイエル、それにゼカルヤ、 8ベラである。ベラは、父がアザズ、祖父がシェマ、更にヨエルとさかのぼる。ベラはアロエルに住んだが、ネボとバアル・メオンにまで、 9また東はユーフラテス川から荒れ野の入り口に及ぶ地にも住んだ。彼らの家畜がギレアドの地で増えたからである。 10また彼らはサウルの時代にハガル人と戦い、その手で彼らを倒し、ギレアドの東の全域に天幕を張って住んだ。
ガドの子孫
11ガドの子孫は、ルベンの子孫に向かい合ってバシャンの地に住んで、サルカにまで及んだ。 12その頭ヨエル、次のシャファム、更にヤナイとシャファトがバシャンにいた。 13その家系に属する兄弟はミカエル、メシュラム、シェバ、ヨライ、ヤカン、ジア、エベルの七人である。 14これらはアビハイルの子孫である。このアビハイルの父はフリ、祖父はヤロア、更にギレアド、ミカエル、エシシャイ、ヤフド、ブズとさかのぼる。 15グニの孫でアブディエルの子であるアヒ、彼がその家系の長であった。 16彼らはギレアド、バシャン、その周辺の村落、更にシャロンの牧草地全域の隅々にまで住んでいた。 17彼らは皆、ユダの王ヨタムとイスラエルの王ヤロブアムの時代に登録された。
18ルベンとガドの子孫およびマナセの半部族は、盾と剣を取る者、弓を引く者、戦いに熟練した兵士から成る四万四千七百六十人の戦闘員を持っていた。 19彼らはハガル人、エトル、ナフィシュ、ノダブの諸族と戦った。 20彼らは戦いに際して神に助けを求め、その信頼のゆえに祈りは聞き入れられて敵に打ち勝つ助けを得、ハガル人とそのすべての援軍が彼らの手に渡された。 21奪った家畜は、らくだ五万頭、羊二十五万匹、ろば二千頭、人は十万人に及び、 22多くの敵に傷を負わせ、倒した。彼らが神によって戦ったからである。彼らは捕囚として連れ去られるまで、ハガル人に代わってその地に住んだ。
ヨルダン川東のマナセの子孫
23マナセの半部族に属する者は、バシャンからバアル・ヘルモン、セニル、ヘルモン山に至る地に住んだ。その数は多かった。 24その家系の長は次のとおりである。エフェル、イシュイ、エリエル、アズリエル、イルメヤ、ホダウヤ、ヤフディエル。彼らは名高い勇士で、その家系の長であった。 25しかし、彼らは先祖の神に背き、神が昔滅ぼされたその地の民の神々を慕って姦淫した。 26イスラエルの神は、アッシリアの王プル、すなわちティグラト・ピレセルの心を動かされたので、彼はルベンの部族、ガドの部族、マナセの半部族を捕囚として連れ去り、ヘラ、ハボル、ハラ、ゴザン川に彼らを引いて行った。彼らは今日もなおそこにいる。
レビの子孫――大祭司の系譜
27レビの子はゲルション、ケハト、メラリ。 28ケハトの子はアムラム、イツハル、ヘブロン、ウジエル。 29アムラムの子はアロン、モーセ、ミリアム。アロンの子はナダブ、アビフ、エルアザル、イタマル。 30エルアザルにはピネハスが生まれ、ピネハスにはアビシュアが生まれ、 31アビシュアにはブキが生まれ、ブキにはウジが生まれ、 32ウジにはゼラフヤが生まれ、ゼラフヤにはメラヨトが生まれ、 33メラヨトにはアマルヤが生まれ、アマルヤにはアヒトブが生まれ、 34アヒトブにはツァドクが生まれ、ツァドクにはアヒマアツが生まれ、 35アヒマアツにはアザルヤが生まれ、アザルヤにはヨハナンが生まれ、 36ヨハナンにはアザルヤが生まれた。ソロモンがエルサレムに建てた神殿で祭司として仕えたのは、このアザルヤである。 37アザルヤにはアマルヤが生まれ、アマルヤにはアヒトブが生まれ、 38アヒトブにはツァドクが生まれ、ツァドクにはシャルムが生まれ、 39シャルムにはヒルキヤが生まれ、ヒルキヤにはアザルヤが生まれ、 40アザルヤにはセラヤが生まれ、セラヤにはヨツァダクが生まれた。 41主がネブカドネツァルの手によってユダとエルサレムの人々を捕囚として連れ去らせたとき、このヨツァダクも引いて行かれた。
レビの一族
1レビの子は、ゲルション、ケハト、メラリ。 2ゲルションの子らの名は次のとおりである。リブニ、シムイ。 3ケハトの子は、アムラム、イツハル、ヘブロン、ウジエル。 4メラリの子は、マフリ、ムシ。レビの氏族をそれぞれの父祖に従って記すと次のようになる。
5ゲルションの子孫は、息子がリブニ、孫がヤハト、更にジンマ、 6ヨア、イド、ゼラ、エオトライと続く。 7ケハトの子孫は、息子がアミナダブ、孫がコラ、更にアシル、 8エルカナ、エブヤサフ、アシル、 9タハト、ウリエル、ウジヤ、シャウルと続く。 10エルカナの子は、アマサイ、アヒモト、 11エルカナ。エルカナの子孫は、息子がツォファイ、孫がナハト、 12更にエリアブ、エロハム、エルカナと続く。 13サムエルの子は、長男ヨエル、次男アビヤ。 14メラリの子孫は、マフリ、その息子がリブニ、孫がシムイ、更にウザ、 15シムア、ハギヤ、アサヤと続く。
詠唱者
16神の箱が安置されたとき以来、ダビデによって主の神殿で詠唱の任務に就けられた者は次のとおりである。 17ソロモンがエルサレムに主の神殿を築くまで、彼らは幕屋、すなわち臨在の幕屋の前で詠唱者として仕え、その規則に従って任務に就いた。 18この任務に就いた者とその子孫は次のとおりである。ケハトの子孫では、詠唱者ヘマン。その父はヨエル、祖父はサムエル、 19更にエルカナ、エロハム、エリエル、トア、 20ツフ、エルカナ、マハト、アマサイ、 21エルカナ、ヨエル、アザルヤ、ツェファンヤ、 22タハト、アシル、エブヤサフ、コラ、 23イツハル、ケハト、レビ、イスラエルとさかのぼる。
24ヘマンの右側に立って任務に就く兄弟アサフ。その父はベレクヤ、祖父がシムア、 25更にミカエル、バアセヤ、マルキヤ、 26エトニ、ゼラ、アダヤ、 27エタン、ジンマ、シムイ、 28ヤハト、ゲルション、レビとさかのぼる。
29ヘマンの左側に立つ彼らの兄弟たちは、メラリの子孫。その一人のエタンは、父がキシ、祖父がアブディ、更にマルク、 30ハシャブヤ、アマツヤ、ヒルキヤ、 31アムツィ、バニ、シェメル、 32マフリ、ムシ、メラリ、レビとさかのぼる。
33レビ族の他の兄弟たちは、神殿の幕屋のあらゆる任務に割りふられた。 34アロンとその子孫は、焼き尽くす献げ物の祭壇で献げ物を燃やして煙にし、香の祭壇で香をたき、至聖所におけるあらゆる務め、イスラエルのための贖いの務めを続けた。彼らは、神の僕モーセが命じたことをすべて守った。 35アロンの子孫は次のとおりである。息子がエルアザル、孫がピネハス、更にアビシュア、 36ブキ、ウジ、ゼラフヤ、 37メラヨト、アマルヤ、アヒトブ、 38ツァドク、アヒマアツと続く。
レビ族の居住地
39レビ族はその領域内の居住地に、次のように定着した。
ケハトの氏族に属するアロンの子孫には、彼らに当たったくじによって、 40ユダの地のヘブロンとその周辺の放牧地が与えられた。 41ただし、この町の畑と町に属する村はエフネの子カレブに与えられた。 42またアロンの子孫には、逃れの町ヘブロン、リブナとその放牧地、ヤティル、エシュテモアとその放牧地、 43ヒレズとその放牧地、デビルとその放牧地、 44アシャンとその放牧地、ベト・シェメシュとその放牧地、 45ベニヤミン族の中のゲバとその放牧地、アレメトとその放牧地、アナトトとその放牧地が与えられた。彼らの町は合計十三で、各氏族のものとなった。
46ケハトの他の子孫には、半部族、すなわちマナセの半部族の諸氏族から、十の町がくじによって与えられた。 47ゲルションの子孫には、氏族ごとに、イサカル族、アシェル族、ナフタリ族、バシャンに住むマナセ族から十三の町が与えられた。 48メラリの子孫には、氏族ごとに、ルベン族、ガド族、ゼブルン族から十二の町がくじによって与えられた。 49イスラエルの人々は、レビ人にこれらの町々とその放牧地を与えた。 50彼らはユダの子孫の部族、シメオンの子孫の部族、ベニヤミンの子孫の部族の中から、名を挙げられたこれらの町々をくじによって分け与えた。
51ケハトの子孫の氏族のあるものは、エフライム族から町々を自分たちの領域として受け取った。 52彼らに与えられたのはエフライム山地にある逃れの町シケムとその放牧地、ゲゼルとその放牧地、 53ヨクメアムとその放牧地、ベト・ホロンとその放牧地、 54アヤロンとその放牧地、ガト・リモンとその放牧地である。 55マナセの半部族からはアネルとその放牧地、ビルアムとその放牧地が、ケハトの子孫の他の氏族に与えられた。
56ゲルションの子孫には、マナセの半部族の氏族からバシャンにあるゴランとその放牧地、アシュタロトとその放牧地が与えられた。 57また、イサカル族からはケデシュとその放牧地、ダベラトとその放牧地、 58ラモトとその放牧地、アネムとその放牧地、 59アシェル族からはマシャルとその放牧地、アブドンとその放牧地、 60フコクとその放牧地、レホブとその放牧地、 61ナフタリ族からはガリラヤにあるケデシュとその放牧地、ハモンとその放牧地、キルヤタイムとその放牧地が与えられた。
62メラリの他の子孫には、ゼブルン族からリモノとその放牧地、タボルとその放牧地、 63またエリコ近くのヨルダンの向こう側、ヨルダンの東側では、ルベン族から荒れ野にあるベツェルとその放牧地、ヤハツとその放牧地、 64ケデモトとその放牧地、メファアトとその放牧地、 65また、ガド族からギレアドにあるラモトとその放牧地、マハナイムとその放牧地、 66ヘシュボンとその放牧地、ヤゼルとその放牧地が与えられた。