第7号墳墓の宝
メキシコの考古学者、アントニオ・カソは、1932年にオアハカのモンテ・アルバンで第7号墳墓を発見しました。これはメキシコ考古学史上で最大の発見です。先コロンブス期の装身具など400点を超える出土品は、「モンテ・アルバンの宝」と呼ばれました。当時の姿そのままの翡翠(ひすい)の杯を手にしたカソの興奮は、いかばかりだったでしょう。
聞くだけの人と行動する人
夜中、牧師をしている夫に電話がありました。一人暮らしの教会員が病院に搬送されたと言います。彼女は70歳代で、祈りの戦士でした。病気は重篤で、何も喉を通らず、歩くことも、目を開くこともできません。私たちは生死の淵をさまよう姉妹のために、神のあわれみと助けを祈りました。気がかりなのは、彼女の看病です。教会の人たちは即座に行動し、24時間体制のスケジュールを組んで交代で世話をしました。そればかりか、他の患者や見舞客、病院のスタッフにもキリストの愛を行動で示しました。
静かな会話
みなさんは独り言を言いますか。私は、車の修理をするときなどに、こうして、ああしてと、声に出して考えをまとめます。それを人に聞かれたら、少々恥ずかしいと思いますが、ほとんどの人は毎日、独り言を言っているのではないでしょうか。
宇宙からの眺め
宇宙飛行士、チャールズ・フランク・ボールデン・ジュニアは、「初めて宇宙に行って、地球に対する考え方が劇変した」と言います。64万4千メートル上空から見下ろした地球は美しく平穏に見えましたが、中東の上を通過したときには、現実に引き戻されました。その地で紛争が続いていることを思わずにはいられなかったからです。彼はその瞬間、地球を「あるべき姿」という視点で見たと言います。そして、地球を良くするために最善を尽くそうと奮い立ったとも述べています。