少し前に「やる気のある人の会」に入会しませんかという誘いを受けました。そこで「やる気」という言葉を辞書で調べてみると、やる気のある人とは、成功に対する意識が高くそのための努力を惜しまない人のことだと分かりました。

では、クリスチャンはやる気のある人になるべきでしょうか。その答えは「何をするにも、ただ神の栄光を現すためにしなさい」(Ⅰコリ10:31)というみことばにあります。人は自分のために頑張ろうとしがちです。ノアの洪水の後、人々は塔を建てようとしました(創11:4)。有名になって自分たちが散り散りにされないようにしようと考えたのです。彼らはやる気満々でしたが、間違った動機に突き動かされていました。

対照的な人はソロモンです。ソロモンは新しい神殿と契約の箱を神に捧げ「主の名のために、この宮を建て」(Ⅰ列8:20)と語りました。そして「私たちの心を主に傾けさせ、私たちが主のすべての道に歩み…命令と、おきてと、定めとを守るようにさせてください」と祈りました(58節)。

神に従い神に栄光を帰そうと願うなら、イエスを愛して頑張ろうというやる気が、聖霊によって与えられます。「私たちの神、主と心を全く一つにし、主のおきてに歩み…主の命令を守」らせてください、というソロモン王の祈りを(61節)、私たちの祈りにしましょう。