最近、部屋替えをしましたが、準備に時間がかかりました。部屋を移るだけでなく、ガラクタを処分してすっきりと新たな生活を始めたかったからです。捨てる物、献品する物、リサイクルする物など、分別は骨の折れる仕事でしたが、ご褒美は美しい部屋です。そこで生活すると思うとワクワクしました。ある現代語訳聖書ではペテロの手紙第一2章1節は「家を掃除しなさい。悪意やごまかし、ねたみ、悪口を箒で掃き出してきれいにしなさい」ですが、そのみことばが新鮮に響きました。

まず、キリストを信じて新生したという宣言があり(1:1-12)、その後に悪い癖を捨てなさいという促しがあるのは、興味深いことです。信仰の歩みが乱れたり、純粋な愛が無いと感じたりしても、自分の救いに疑問を抱いてはいけません。救われるために変わるのではなく、救われているから変わっていきます(1:23)。

キリストを信じて新たにされたのは真実ですが、悪い癖や習慣が一夜で消えるはずはありません。ですから、毎日、「家を掃除して」人を愛すること(1:22)や成長(2:2)を妨げているものを捨てましょう。そうするなら、新しくきれいになった場所で、キリストの御力といのちによって、霊の家が築かれていくという経験をします(5節)。