私が家の物を修理しようとすると大概、問題を悪化させ、誰かにお金を払って解決してもらう羽目になります。ところが最近、修理の手順を一つひとつ示す動画を見ながら、ある家電器具の修理に成功しました。

使徒パウロは、共に旅した青年伝道者テモテにとって、絶大な影響を与えたお手本でした。パウロはローマの獄中から「あなたは、私の教え、行動、計画、信仰、寛容、愛、忍耐に…迫害や苦難にも、よくついて来てくれました」(Ⅱテモ3:10-11)と手紙を送りました。そして「学んで確信したところにとどまっていなさい。あなたは自分が、どの人たちからそれを学んだかを知っており、また、幼いころから聖書に親しんで来たことを知っているからです」(14-15節)と励ましました。

パウロの生き方は、聖書のみことばに立脚して人生を築き上げるべきであると身をもって力強く示します。パウロはテモテに聖書には力があると述べます。それは神が与える力であり、その真理をキリストに従っていきたいと願う人たちに、言葉と身をもって示す行動で教えていく必要があると語ります。

私たちは自分の信仰の成長に寄与した人たちに感謝すると同時に、他の人たちの模範となるよう促されています。身をもって示す行動にこそ力があります。