Month: 12月 2019

神とともに今を歩む

作家C.S.ルイスは『キリスト教の精髄』の中で「神が時間の中にいたまわぬことは、まず確かである。神の生は相継起する瞬間から成り立ってはいない…10時30分は―そして世界の初め以来のあらゆる瞬間は、神にとってはつねに現在なのである」と語ります。とは言え、永遠に待っているかに感じる時があります。しかし、時間の創造主、神を信頼することを学ぶにつれ、己のもろい存在は、神の御手で守られているという現実が分かってきます。

くぎの主?

車に乗り込もうとして、後部タイヤの側面にくぎを見つけました。幸い空気は抜けていないようです。修理に向かいながら、いつからだったのだろうと思いました。存在すら知らなかった危険から、どれほど長く守られていたのでしょう。私たちは自分で自分を守っていると考えがちですが、あのくぎは、それが幻想だということを思い出させてくれました。

あなたの価値

現在、作家として活躍しているケイトリンは、パワハラと闘う中でうつ病になったと明かしています。心に受けた暴力は肉体のそれ以上に深く人を傷つけます。自分は人に好かれないだめな人間、使い捨てられて当然の人間だと感じてしまうと言います。

神はその体験をご存知です。神は心を込めてイスラエルの世話をしましたが、彼らは、その愛の労苦に対する「賃金として、銀三十シェケルを量った」のでした(ゼカ11:12)。それは奴隷が誤って殺されたときに、その主人に賠償すべき金額でした(出21:32)。神は侮辱的な最低限の値段を「彼らによってわたしが値積もりされた尊い価」と皮肉られました(ゼカ11:13)。

イエスもその体験をご存知です。弟子ユダの裏切りは、侮辱の裏切りでした。ユダヤ人の指導者たちは、キリストを軽蔑していたので、銀30枚という人を売買する最安値をユダに提示し、彼も承諾しました(マタ26:14-15、27:9)。ユダはイエスを軽んじていたので、ただ同然でイエスを売ったのです。

イエスが軽んじられたのですから、あなたが軽んじられたとしても驚くには値しません。あなたの価値は、人にははかれません。自分ではかるものでもありません。それを決められるのは、神だけです。そして、あなたのためなら死ねる、と神が言ってくださるほどの価値があるのです。

*健全な自己イメージについて、「自分を好きになる-聖書は何と言っているか」で読みましょう。

希望に至る水

トムとマークのミニストリーは、人生を爽快にしてくれます。ビデオを見ると、子どもたちは、水しぶきを浴びて楽しそうです。初めて浴びる清らかな水。ふたりはハイチで地元の教会と協力し、井戸に浄水装置を取り付けました。汚れた水に起因する伝染病が減れば、生活は向上し寿命が延びます。清潔な水は人々に未来への希望を与えます。