Month: 1月 2020

あわれみを示す

エリック・フィッツジェラルド牧師は言いました。「悲劇が起こり深く傷ついたとき、あわれみを示すことと恨みを晴らすことと、どちらか一方を選べます。私はあわれみを示すことを選びました。」彼の妻は、帰宅途中に疲れて居眠り運転をしていた消防士が起こした事故で亡くなりました。検察官に実刑を望むかと尋ねられ、牧師は、自分が説いてきた赦しを実践することを選びました。そして驚いたことに、ふたりはやがて友人になりました。

どちらに向かっているか

タイ北部の少年サッカーチーム、ワイルドボアーズの少年たちが、洞窟探検に出かけました。1時間ほどして引き返そうとすると、入口が洪水でふさがれていました。そして、水位の上昇に伴い、入口から4キロも奥に閉じ込められました。彼らは2週間後、奇跡的に救出されましたが、多くの人々は、どうしてそんな状況に追い込まれたのだろうと疑問に思いました。その答えは「少しずつ」です。

きよい器

米国の第41代大統領、ジョージ・H・W・ブッシュ氏の葬儀で弔辞を述べたアラン・シンプソン元上院議員は、憎しみは己を入れる器を蝕むと語りました。そして、公私両面で憎悪にとらわれず、愛やユーモアを大切にしていた親友を偲びました。彼の言葉は、私たちにも当てはまります。憎しみにとらわれてしまうと、自分が壊れていきます。

神が介入されるとき

オー先生と呼ばれている、オマウミ・エフェイェ師は「その子は愛されている」という自身の出生に関する詩を書きました。両親は何度も中絶しようとしたけれど、不思議にも妨げられ、最後に生む決心をしてくれたと言います。神が命を守ってくださったと知ると高収入の仕事を捨て、宣教の働きを始めました。現在は、ロンドンの教会の牧師です。

復讐ではなく

宣教師のジム・エリオットと4人の同僚が1956年、ワオラニ族に惨殺された後、驚くべき決断をした人たちがいました。ジムの妻エリザベスは、幼い娘を伴い、もうひとりの被害者の姉とワオラニ族の村に移り住んだのです。彼女たちはそこに数年間住んで言葉を学び、聖書をワオラニ族の言語に翻訳しました。この女性たちの赦しと優しさはワオラニ族の人たちに神の愛を確信させ、多くの人たちがイエスを救い主だと信じました。