フィリップス、クレイグ&ディーンというゴスペル・グループは、2012年、ある心臓外科医の実話に構想を得て「テル・ユア・ハート・トゥ・ビート・アゲン(心臓に再び打てと告げよ)」をリリースしました。その医師は、患者の心臓を摘出して治療した後、元に戻して心臓マッサージをしましたが、心拍が再開しません。より強い手段を講じてもダメでした。そこで意識の無い患者の横にひざまずき、彼は言いました「ジョンソンさん、あなたの執刀医です。手術は成功で、心臓は治りました。後はあなたが心臓に再び打てと告げるだけです。」すると心臓が動き出しました。
心臓に命じるのは奇妙かもしれませんが、心に命じるのは霊的な行為です。詩篇の作者は「わがたましいよ。なぜ、おまえはうなだれているのか。…神を待ち望め」(詩42:5)、「私のたましいよ。おまえの全きいこいに戻れ。主はおまえに、良くしてくださったからだ」(詩116:7)と心に命じました。士師デボラも主が勝利を約束してくださったので(士4:6-7)、「私のたましいよ。力強く進め」と命じました(士5:21)。
神は万能な医者で、心を癒してくださいました(詩103:3)。ですから、恐れたり、落ち込んだり、非難されたりしたときは、私たちも自分の心に「進め。強くあれ。弱い心よ、再び動け」と命じてはどうでしょう。
この医師の話をどう思いましたか。自分の心に語りかけてあげたい聖書のみことばは何ですか。
偉大な癒し主よ、ご臨在が約束されているので、自分の心に強くあれと命じられます。試練や戦いをともにしてくださり感謝します。