ウォーレンは牧師として小さな町に赴任し、教会運営は順調に進んでいました。ところが、突然、地域の住民のひとりがウォーレンの反社会的な行為をでっち上げ、地元の新聞社に持ち込みました。同様の内容のチラシも印刷し、全戸に郵送するといいます。彼は妻と懸命に祈りました。もし、皆がこの嘘を信じたなら、彼らの人生はおしまいです。

ダビデ王も同じような経験をしました。敵が誹謗中傷でダビデを攻撃したのです。「一日中、彼らは私のことばを痛めつけています。彼らの思い計ることはみな、私にわざわいを加えることです」(詩56:5)とダビデは嘆きます。ダビデは恐れ、涙しました(8節)。しかし、彼は「恐れのある日に、私は、あなたに信頼します…肉なる者が、私に何をなしえましょう」(3–4節)と力強く祈りました。

ダビデの祈りは、私たちの模範です。中傷されたり恐怖を感じたりする時、私たちは神を仰ぎます。神を信頼し、その戦いを神の力強い御手にゆだねます。「肉なる者が、私に何をなしえましょう」(4節)。神とともに対峙すれば、相手の力は強くないと思い出します。

新聞社はウォーレンに関する中傷を無視し、チラシもなぜか配布されませんでした。今日、あなたは何を恐れていますか。神に打ち明けましょう。神はともに戦いたいと願っておられます。