レベカとラッセルの夫婦は、子どもはできないだろうと医者から言われましたが、神には別のご計画がありました。レベカは10年後に妊娠し、出産までの経過も順調でした。ところが、陣痛が始まって入院し、痛みが強まっても、赤ちゃんは出てきません。医師は緊急帝王切開を決断しました。レベカは赤ちゃんや自分を思って涙をこぼしましたが、医師は静かに確信をもって言いました。「私は最善を尽くしますが、まず神に祈りましょう。人以上のことができるお方に。」ふたりはともに祈り、15分後、元気な男の子が生まれました。

その医師は神と神の御力に頼っていると理解していました。医者としての訓練を受け、手術の技能を習得していましたが、それでも、自らの手を神の知恵と力で導いていただく必要を認識していました(詩121:1-2)。

私は、自分には神が必要という人に共感しますが、特に、高い技能の持ち主が神の必要性を認識していると聞くと励まされます。どんな人にも、神が必要です。人間は神ではなく、唯一主なる神が「私たちの願うところ、思うところのすべてを超えて豊かに施すことのできる方」なのです(エペ3:20)。神から学ぶへりくだった心を持ちましょう。祈って信頼する謙遜を養いましょう。なぜなら神は、人以上のことができるお方なのですから。