インドの自閉症の子どもの学校に、ある企業から寄付があり、条件はないというので、学校はそれを受け取りました。しかし後日、自分たちを理事にして運営に参加させてほしいと言ってきたので、寄付を返却しました。学校はキリスト教主義で、校長は「神のやり方で、神の働きをすることが大切です」と述べました。

支援を断る理由は様々ですが、これはその一例です。また聖書には、捕囚からエルサレムに戻った人々の話があります。キュロス王は神殿の再建を命じました。そのとき、異教の隣人たちは「私たちも、あなたがたと一緒に建てたい。私たちは、あなたがたと同様、あなたがたの神を求めたいのです」(エズ4:2)と言いましたが、イスラエルの指導者たちは断りました。彼らの支援を受けるならば、神殿の再建計画に何らかの妥協が生じるかもしれないと判断したからです。彼らは偶像を拝む人々だったので、その信仰がイスラエルの中に忍び込むかもしれないと危惧しました。それは正しい決断でした。その人たちは、その後、あらゆる手段で再建を妨害したのです。

聖霊の導きと、敬虔で賢明なキリスト者の助けで、私たちは洞察力を養うことができます。霊的な妥協につながりかねない支援は受けないようにしましょう。神のやり方を貫く神の働きの必要を、神が満たさないことはないのですから。