ブラジルの16歳の少年フェリペ・グスタボが「レジェンド」と言われるスケートボーダーになると誰が思ったでしょう。彼の父は、プロのスケーターになるという息子の夢を応援したいと思いましたが、お金がありませんでした。そこで、車を売って息子をフロリダで開催されるタンパアマという有名なコンテストに出場させました。彼は全く無名でしたが優勝し、一躍有名になって素晴らしいキャリアを築きました。

グスタボの父は、息子の強い気持ちを見抜いたのです。「自分が父親になったら、ほんの少しでもパパみたいになりたいな」と、グスタボは述べています。

箴言は「若者をその行く道にふさわしく教育せよ。そうすれば、年老いても、それから離れない」(22:6)と語ります。つまり、特技や性格など、神が造られたその子らしさを見抜いて、それを生かして前進できるように助けよというのです。大した財力や知識がなくても、我が子や身近な子どもたちに、神の知恵(17-21節)と思いやりで、大きな贈り物ができます。それは、各々が神を信頼して進むべき人生の道を見極められるように手伝うことです(3:5-6)。