宇宙飛行士のクリス・ファーガソンは、国際宇宙ステーションに向かう飛行に関して苦渋の決断をしました。しかしそれは、乗組員の安全とは関係ありません。家族に関することでした。ファーガソンは自分の優先順位は家族だと考えて、船長として宇宙に向かう代わりに、地球にとどまって、娘の結婚式に出席することを選びました。

難しい決断に迫られることがあります。そのとき、私たちは、自分の人生にとって、何が最も大切なのかを考えざるをえません。イエスは、人生の最優先事項は主に従うこと、という真理を、弟子たちや物見に集まった人々に語られました。つまり、イエスの弟子として共に歩むためには、自分を捨てねばならないと言われたのです(マコ8:34)。キリスト者ならば必然の犠牲を払わずに、自分の願いをかなえようとする誘惑に駆られることがあるかもしれないが、そんなことをしたなら大きな損失を被ると忠告されました。

私たちは、高く評価されるものを追い求めがちですが、それがもとで、神に従う歩みから逸脱してしまうことがあります。日々の選択を主が導いてくださるように祈りましょう。そうすれば、賢い選択をして、神に誉れを帰することができるでしょう。