ジェンは最初の夫の死後、再婚しましたが、継子たちに疎まれました。その夫が亡くなると、彼らは、彼女が夫の家に住んで、ささやかな遺産をもらったことを非難します。ジェンは気がふさぎます。

旧約聖書に登場するナオミは、夫に従い、息子たちを連れてモアブに移住しましたが、そこで寡婦となり、息子たちも死にました。そして、嫁のルツを連れ、無一文でベツレヘムに戻りました。人々が驚いて「ナオミではありませんか」と言うと、彼女は「マラ」と呼んでほしいと答えました。ナオミは「私の喜び」、マラは「苦しみ」を意味するからです。彼女は「私は出て行くときは満ち足りていましたが、主は私を素手で帰されました」(20-21節)と述べました。

人生を恨んでしまいたいと思うことがありますか。家族や友人に裏切られたり、病気になって辛かったり……。もっと幸せでもよかったのに、と悔しいですか。

ナオミは傷ついた心で故郷に戻りましたが、大切なのは、帰ってきたということです。あなたも心のふるさと、ベツレヘムでルツの家系に生まれた救い主イエスのところに戻りませんか。このお方の愛に包まれて休みましょう。神の完全で喜ばしい計画が成就すると、ナオミの心の傷は癒えていきました(4:13-22)。あなたにも神のご計画があります。神のみもとに行きましょう。