そこは元々、バッファローが住む原野でした。やがてバイソンを追いかけてきた先住民の土地となり、次に入植者が来て牛を飼い、農耕を始めました。第2次世界大戦の真珠湾攻撃以後は化学兵器の製造場所になり、東西冷戦時代には、兵器の廃棄場所になりました。しかし、ある日、ハクトウワシの巣が発見され、ロッキーマウンテン・アーセナル国立野生生物保護区が誕生しました。コロラド州の大都市デンバーに隣接した広大な地域で、草原、湿地、森林を含めて65平方キロメートルの広さです。都会の自然保護区としては米国で最大の規模を誇り、黒足フェレット、アナホリフクロウ、ハクトウワシ、バッファローなど、300種以上の野生動物が安全に暮らしている場所です。

詩篇の作者は「神はわれらの避け所」(62:8)と述べています。神は私たちが憩える真の保護区で、世界のどんな保護区よりも大きく安全な場所です。私たちは神に守られた存在です。「私たちは神の中に生き、動き、存在している」(使17:28)からです。神は「どんなときにも」(詩62:8)頼りになる避け所で、どんなことも思い切って、心を注ぎ出して祈ってもよい場所です。

神はわれらの避け所です。それが元々神というお方であり、今も、これからも、常にそういうお方です。