緊急に2種類の薬が必要でした。母のアレルギーの薬と姪の湿疹の薬です。2人の症状は悪化しているのに、薬局にはどちらもありません。私は途方に暮れ、ただ必死に「主よ、助けてください」と何度も祈りました。数週間後、2人の症状は落ち着いてきました。まるで神が「わたしは薬を使うときもあるが、薬が病気を癒やすわけではない。病気を癒やすのは神だ。薬ではなく、神に頼りなさい」と言われているようでした。

ダビデ王は神の真実に慰められました(詩20篇)。イスラエルは強い軍隊を持っていましたが、最大の力は「主の御名」(詩20:7)だと知っていました。彼らは神の御名を信頼しました。つまり、神のアイデンティティ、不変の品性、必ず守るという御約束に頼っていたのです。彼らは真理を手離しませんでした。神はどんな状況も支配される偉大な主権者で、彼らの祈りに耳を傾け、敵から救ってくださるという真理です(6節)。

神は世の中にある何かを活用して私たちを助けられるかもしれませんが、問題を克服する勝利は、神によって与えられます。神が下さるものは解決策かもしれないし、忍耐できる恵みかもしれません。神は、うそも不実も無い、信頼できるお方です。問題に圧倒される必要はありません。神の希望と平安で向き合うことができます。