水族館に入ると、3歳の息子ザビエルが私の手をぎゅっと握りました。「おっきい!」と指差した先には、実物大のザトウクジラの像が天井からつるされています。彼は興奮して展示を巡り、カワウソが餌をもらって水しぶきをあげるときゃっきゃと笑いました。私たち親子は、大水槽の前で、光に照らされたクラゲたちが水中を踊る様を静かに見つめていました。私が「神様は海の生き物を全部造ったのよ。ザビエルくんとママを造ったみたいにね」と言うと、息子は「すごいね」とつぶやきました。
詩篇104篇の作者は、さまざまな神の被造物を見て「あなたは知恵をもってそれらをみな造られました。地は あなたのもので満ちています」(24節)と賛美しました。「そこには 大きく広い海があり 這(は)うものや生き物は数えきれません。小さなものも大きなものも」(25節)と宣言します。全ての被造物を豊かな食物で満足させ(27-28節)、各々の寿命も決められる(29-30節)。それが神だと語ります。
この詩篇の作者は「私はいのちの限り 主に歌い 生きるかぎり 私の神をほめ歌います」(33節)と己の献身を宣言します。私たちもその賛美に参加します。大小さまざまな生き物は私たちを賛美に導いてくれます。なぜなら、それはみな、神の被造物だからです。
神が造られた素晴らしい自然と触れ合って神を賛美したのはいつですか。あなたに御力と主の備えを信頼させるために神は神羅万象をどのように用いられましたか。