父親が定期予防接種を受けている生後2カ月の息子を慰める動画は、2017年の投稿時、父親の愛を示すものとして世界中の人の注目を集めました。ある男性が、看護師に注射された我が子をすぐに抱き上げて頬ずりすると、赤ん坊は数秒で泣き止みました。慈しみ深い親の愛ほど子どもを安心させるものはないのでしょう。
聖書には、愛情深い親として神を描く美しい言葉がたくさんあります。それを読むと、神の我が子に寄せる深い愛情が伝わってきます。旧約聖書の預言者ホセアはイスラエル民族が南北に分断された時代の人です。彼は北王国の人々に神の宣託を語り、人々に神のもとに帰るように訴えました。神が「イスラエルが幼いころ、わたしは彼を愛し、……わたしの子……」(ホセ11:1)と言われる優しい父であることを思い起こさせようとしました。神は「彼らに手を伸ばして食べさせてきた」(ホセ11:4)と言われたのです。
神が愛をもって養ってくださるという約束は、私たちにとっても紛れのない事実です。神の愛を拒絶したり、人生の辛苦を味わったりした後に、神のご加護を求めたとしても、神はその人をご自分の子どもと呼んでくださいます(Ⅰヨハ3:1)。神は両手を広げて私たちを受け止め、慰めてくださいます(Ⅱコリ1:3-4)。
神は優しく世話好きな父だと感じた実体験はありますか。今日、どのような心配事を神に話しますか。
天の父よ、私をあなたの子どもと呼んでくださり、あなたに駆け寄ると、喜んで世話を焼いてくださり感謝します。