友人のアルとキャシー・シファー夫妻は、第2次世界大戦時の象徴的な戦闘機を航空ショーで飛行させました。その様子を、年老いた元兵士たちが感無量で見上げていました。彼らは当時をしのんで語り合うために来たのです。人々は目に涙を浮かべて戦地の体験を語りました。多くの人たちは、国に奉仕する中で聞いた最高の知らせは「戦いは終わった。さあ家に帰ろう」だったと言いました。

この言葉にキリスト者として戦っている人たちも共感します。私たちは、己のたましいの敵であるサタンと信仰の戦いをしています。使徒ペテロは「あなたがたの敵である悪魔が、吼えたける獅子のように、だれかを食い尽くそうと探し回っています」と警告します。悪魔は様々な方法で誘惑したり、苦難や迫害にくじけるようにそそのかし、私たちをキリストを信じる信仰から引き離そうとします。ペテロは当時の人々、そして今日の私たちに「身を慎み、目を覚ましていなさい」(Ⅰぺテ5:8)と語ります。私たちは聖霊に頼ります。そうすれば、敵に降参して没落することはありません。

私たちは、やがてイエスが再臨されると知っています。その時、主はあの復員兵たちと同じ感動を下さるでしょう。私たちは目に涙を浮かべ、喜びに心を躍らせて、イエスのことばを聞くでしょう。「戦いは終わった。さあ、天の家に帰ろう」