鷲のつがいが木の上に大きな巣を作りました。やがて、数羽のヒナが生まれ、親鳥たちはかいがいしく子どもたちの世話をしていました。ところが、片方が、車にはねられ死んだのです。残された親鳥は、数日間、死んだパートナーを探すかのように、近くの川を上ったり下ったりしていましたが、最終的には巣に戻り、子育ての全責任を引き受けました。

どのような状況であれ、1人での子育ては大変です。子どもがもたらす喜びと、経済的、精神的なプレッシャーが相まって、さまざまなことが、内に外に起こります。しかし、大変な状況の中でも、託された役目のために踏ん張ろうとする人には希望があります。

くたくたに疲れ、心が沈むとき、神はあなたと共におられます。なぜなら、神は全能で変わらないお方だからです。神の御力がなくなることはありません。聖書は「主を待ち望む者は新しく力を得」(イザ40:31)ると語ります。これは信じるに足ることばです。もう限界だと思っても、そんなわけはありません。私たちは神に頼ることができるのですから。主は、超自然的な神の力で元気を下さいます。神に希望を持ち続けることで、私たちはよろめくことなく、「鷲のように、翼を広げて上ることができ」ます(31節)。