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キラキラしたものと闘う

米国の1960年代の人気ドラマ『メイベリー110番』の中で、息子の人生は息子に決めさせるべきだと、主人公が諭される場面があります。しかし、彼は反論します。「それは違う。彼らはキラキラのリボンのついたものに飛びつく。罠が仕組まれていたと気付いたときには手遅れだ。間違った考えは、華やかな包みでくるまれていて良く見えるから、長い目で見るとダメなんだと説得するのは難しい」と語り、親が正しい模範を示して「誘惑を寄せ付けない」ように助けなければ、と結論づけました。

そばに来てかがむ

小さな子の母親が懸命に自転車の練習をする娘の後ろを追いかけていました。子どもはスピードを制御できなくなって自転車は転倒し、女の子は足が痛いと泣き出しました。母親は静かにかがんで膝をつき、痛みが飛んでいくように足をなでました。効果てきめんです。少女は立ち上がって練習を再開しました。私たちの痛みが全て、これほど簡単に消えたらどんなによいでしょう。

真理を次の世代に

新型コロナウィルスの感染拡大により孫に会えなくなった人たちは、彼らと疎遠になってしまわない方法を模索しました。調査すると、スマホやソーシャルメデイアを使う人が多いことが分かりました。親族でオンライン礼拝をした人たちさえいました。

子どもたちを神へ導く

無神論者は、親が子どもに宗教を真理だと教えることは不道徳だと言い、信仰継承は虐待だとさえ主張します。これほど極端でないまでも、家庭で信仰を積極的に勧めないクリスチャンもあると聞きます。多くの親は、政治や経済、芸術やスポーツ、栄養や健康など、子どもの価値観に影響を与えたいと思います。しかし、神に関することは別だと考える人もいるのです。

ふさわしい時期

昨日、大学に入学する長女のためにネットで航空券を購入しましたが、画面を見る目が涙でうるみました。娘と過ごした楽しい18年間を振り返ると、彼女のいない生活はどれほど寂しいだろうと悲しくなります。けれども、前途洋々たる娘の未来を取り上げてはいけません。大人への第一歩を踏み出す節目にあたって、実家を離れ、知らない土地に行くのはふさわしいことだと思います。

日々の祈り

歌手で作曲家のロベルト・ハムレットの母親は、毎朝、息子たちがバス停に向かう前に必ず祈っていました。ハムレットは「私のために祈る人」という曲を作り、母親にささげました。この歌を聴いた女性が、息子を送り出す前に彼と祈るようにしたところ、ある朝、嬉しいことが起こりました。息子は出かけて5分ほどすると、数人の友だちを連れて戻って来ました。びっくりして何事かと尋ねると「この子たちはまだ、祈ってもらっていないんだ」と答えたのです。

子どもたちを備える

育児関連のウェブサイトの多くは「子どものために道を整えるのではなく、道のために子どもを備えよ」と教えます。つまり、親は問題の無いスムーズな道を子どもに作ってあげるのではなく、困難にぶち当たっても対処できる力をつけてあげなくてはいけないのです。

宣べ伝えよう

陸上競技のリレーを見るのが好きです。アスリートに要求される体力、スピード、そして技と忍耐には、本当に驚かされます。しかしリレーには、ハラハラしながら注目する重大な瞬間があります。それは、次の走者にバトンを渡す瞬間です。一瞬の遅れや、ちょっとした失敗がレースの勝敗を分けるのです。

子どものためのレッスン

学校の給食時間に困ったことが起きていると小学生の娘が言うので、即座に、どうやって助けてやろうかと思いました。しかし、ふと別の考えが浮かびました。もしかして神は、ご自分が生きて働かれるお方であることを私の娘に教えて、娘の信仰を成長させようとされているのかもしれない…。それで、実際に助けるのではなく、娘といっしょに祈ることにしました。すると、問題は、私の助けなしに解決しました。