ロンドン西部の高層住宅グレンフェルタワーで発生した火災は、死者72名に上る大惨事でした。火の回りを早めた主な原因は、改修工事で採用された外装材と断熱材でした。外側はアルミでしたが、中心は非常に燃えやすいプラスチックでした。
こんな危険な壁材が、なぜ使われたのでしょう。販売業者は、耐火試験の低い数字を施主に開示せず、施工業者も値段の安さに引かれ、よく調べませんでした。その壁は見た目にはとても美しかったのです。
イエスの最も厳しい言葉の一つは、宗教指導者たちに向けられています。あなたたちは「白く塗った墓のよう……だ。外側は美しく見えても、内側は死人の骨……でいっぱいだ」(マタ23:27)と。つまり、外見は立派だが、内面は腐っている。そして、「杯……の外側はきよめるが、内側は強欲と放縦で満ちている」(25節)とも言われ、「正義とあわれみと誠実をおろそかにして」(23節)、自分を立派に見せることばかりに熱心だと非難されました。
自分を良く見せようと頑張ることは、自分の罪や弱点を正直に神に話すより簡単です。しかし、外からどんなに良く見えても、腐った心の有害性を軽減することはできません。ですから、神は、あなたを内側から変えてあげようと、私たちを招いておられます。(Ⅰヨハ1:9)。
どういうときに自分の腐った一面を隠そうとしましたか。どうすれば自分の内面を変えることを最優先にできますか。