
御心を求める祈り
キリストを信じて間もなかったある日、デボーションのみことばは「求めなさい。そうすれば、与えられる」(マタ7:7)でした。そして、神に求めるべきことは、自分の願いを御心に沿わせようとする意思の力だ、と解説されていました。神の御心が成るように本気で願うことで、それは私の願いとなり、必ずかなえられる。これは私には新しい概念でした。私は御心が自分の人生に成されるように祈りました。
賢者ソロモンが教える!AI時代に生きる聖書の知恵 ~こどもとおとなが、スマホ・AIを使いこなすために~
小中学生に1人1台ずつタブレットなどデジタル端末が学校から貸与される時代です。公園や電車の中、ショッピングモール、イベント会場、教会、家庭の食卓でも、スマホにくぎ付けの人たちを見かけます。
デジタルデバイスでは時間や場所を選ばず、ありとあらゆることができます。調べ物や家族とのやりとりはもちろん、ゲームに没頭したり、動画を見たり、音楽を聴いたり、SNSで友だちや有名人の投稿をスクロールしたり。新しい知識の獲得、日常的なコミュニケーション、社交や気晴らし……。今日では「タップ」と「スワイプ」だけで事足ります。
デジタル機器は利点が多く生活に欠かせないものになりつつありますが、デメリットもあります。例えばスマホ依存やネット依存の低年齢化が指摘されていますが、それは子どもだけの課題ではありません。

命が現れた
世界の目は、1986年、現在のウクライナにあるチェルノブイリ原子力発電所にくぎ付けになりました。当局は大惨事を避けようと努力しましたが、高レベル放射性物質の破片から致死量のガンマ線が放出され続け、処理用のロボットを次々と破壊しました。ついに「バイオロボット」、つまり人間が作業に従事させられました。何千人もの英雄たちが「チェルノブイリの清算人」となり、90秒交替で、危険物質を処理しました。彼らは科学技術では不可能なことを危険を冒してさせられたのです。

神は知っておられる
子どもの頃に姉妹で夢中になった絵本を妹が見つけました。高齢の母は大喜びです。彼女は、クマが蜜を盗み、怒ったミツバチの群れに追いかけられる話、クマの滑稽(こっけい)さ、娘たちが笑い転げる様子をよく覚えていました。「ママ、子どもの頃、たくさん本を読んでくれてありがとう」。母は娘たちの幼少期とその後を知っています。大人になった今も、私たちのことをよく理解してくれています。しかし、神はそれ以上に私たちをご存じです。

元気をあげる
作家のJ・R・R・トールキンは、作家仲間で友人のC・S・ルイスから「純粋な励まし」を受けたと語ります。彼は3部作の長編「指輪物語」を執筆中でしたが、この作品は徹底した正確さと緻密さを要求し、長編の原稿は2度以上、タイプの打ち直しをしました。完成した作品を送ると、ルイスは「長年の労苦が報われましたね」とねぎらいました。