元旦の午前3時に目が覚めました。病気の家族を抱え、私は疲れていました。もっと悪いことが起こるかもしれないと、恐ろしかったのです。

イエスの弟子たちも、この恐怖を知っていました。主に心の準備をしてもらったにもかかわらず、やはり怖かったのです。イエスが捕まると、彼らは皆、主を見捨てて逃げ(マタ26:56)、ペトロは主を知らないと言い(ヨハ18:15-17、25-27)、隠れ家の戸に鍵をかけました(20:19)。イエスの逮捕と十字架の死で生じた恐怖は、迫害の恐怖と相まって、彼らを主の命令に背かせました。主は「勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている」(16:33)と言われたのに。

しかし、キリストの死と復活は、生と死に対する神の権威と力を証明しました。最終的に勝利するのはキリストです。この世の数々の罪が、苦しみを必然にしているとしても、全てのことは全知全能の慈愛の神の権威の下にあり、私たちは、この真理に安らぐことができます。この後、弟子たちは確信に満ちて各地で福音を伝えました。神は、彼らと共におられたように、私たちとも共におられます(16:32-33)。全てを治める神、という約束によって心を強くして、今年も神を信頼し、先のことは見通せなくても、勇気を出しましょう。