Month: 1月 2025

わたしの民を去らせなさい

アーロン・ダグラスの絵画『わたしの民を去らせよ』は、薄紫、緑、黄の鮮やかな色彩と伝統的なアフリカのモチーフを用いた作品です。旧約聖書のモーセの物語が、自由と正義を求めるアメリカの黒人の苦闘に結びつけて描かれており、高く評価されています。燃えさかる柴から現れ、エジプトにいるイスラエル民族の窮状を見た、と告げられる神。その神の「今、行きなさい。わたしはあなたをファラオのもとに遣わす。わが民イスラエルの人々をエジプトから連れ出すのだ」(出3:10)という宣託。これらは、光の筋で象徴的に表現されています。

なお実を結ぶ

こんな民話があります。毎日、長いさおの一方には新しく丈夫なおけ、もう片方には古いひびの入ったおけをかけて、川に水くみに行く女の人がいました。家に帰ると、新しいおけは水でいっぱいなのに、古いおけは、ほとんど空でした。古いおけは、申し訳ないと謝りました。彼女は振り返り、通ってきた道を指さして言いました。「古いおけさん、見てごらん。あなたが通った道にはたくさん花が咲いている。あなたが水をあげて花の小道を作るから、この水くみ仕事も苦にはならないわ」

あなたにとってイエスとは

モンテゴベイ行きの搭乗準備ができたとアナウンスがあったので、搭乗券とパスポートを取り出そうとリュックに手を入れました。パスポートがありません。高校生たちを引率してジャマイカに宣教旅行に行こうとしているのに。生徒たちは、私を待合室に残して搭乗しました。

くじけないで

サティヤは「もう疲れた」と思いました。新しい仕事を始めて9カ月。神の原理原則に従って問題を扱い、仕事を進めようと努力しました。しかし、人間関係に起因する問題が部署にくすぶり続け、仕事は、はかばかしくありません。もう投げ出したい気分です。

苦楽を通して

牧師のマークは幼い息子を亡くしました。親子でボール遊びをしている最中、突然倒れたのです。彼は打ちのめされました。しかし、この出来事を通して、彼は同情心の厚い牧師になりました。私はマークの深い悲しみに寄り添いながら、A・W・トウザーの明察を思いました。「深く傷つけられたことのない人を、神が大きく祝福できるかどうかは疑わしい」。悲しいかな、そうなのでしょう。