スコットとブリーは、聖書の教えに背く生き方を選択した家族や友人に、どのように関わればよいだろうかと悩みました。しかし、聖書を学び祈るうちに、方向性が見えてきました。彼らはまず、その人たちをより強く愛しました。次に、神のご配慮によって彼らに与えられている長所を率直に伝えました。最後に、聖書の教えに沿って優しい気持ちで付き合いたいと伝えました。二人は、キリストの愛を注ぎ続け、時とともに、家族や友人たちと強い信頼関係が築かれました。

預言者ホセアも悩んだことでしょう。神と自分を裏切る生き方を妻が選んだのです。神は彼に「夫に愛されていながら姦淫(かんいん)する女を愛せよ」(ホセ3:1)と命じられました。ホセアは妻を大きな愛で包み、夫として、神の御前に正しいこと、真実なことをしました(3節)。ホセアの夫婦関係は、神と不実な古代イスラエルの関係を象徴しています。イスラエルの民は、間違った道を選びましたが、神は「わたしの愛は尽きることがない」(14:4リビングバイブル)と語られ、神の道を選ぶように諭されました。「主の道は正しい」(10節)からです。

神は知恵や洞察力を下さいます。ですから、聖書に背く生き方を選んだ人々にも、神の愛と真理が態度で伝わるような接し方をし続けましょう。神の模範が進むべき道を示しています。