友人の亡き妻は、洋裁の名手でした。長い闘病生活の末に召されましたが、その前にミシンや作業台などを地元の被服協同組合に寄付しました。新しく移民してきた人たちの洋裁学校のためです。友人は「生地だけで28箱もあったよ。6人の女性が来て全部持って行ってくれた。移民の人たちは本当に頑張っている」と言いました。
外国籍の住民を快く思わない人もいます。移民問題が今、社会を分断しています。しかし、神は「あなたは寄留者を虐げてはならない。あなたたちは寄留者の気持を知っている」(出23:9)と言われました。また、寄留者のために次のように命じられたのです。「穀物を収穫するときは、……ぶどうも、摘み尽くしてはならない。ぶどう畑の落ちた実を拾い集めてはならない。これらは貧しい者や寄留者のために残しておかねばならない。わたしはあなたたちの神、主である」(レビ19:9-10)
「寄留者があなたの土地に共に住んでいるなら、彼を虐げてはならない。あなたたちのもとに寄留する者をあなたたちのうちの土地に生まれた者同様に扱い、自分自身のように愛しなさい。なぜなら、あなたたちもエジプトの国においては寄留者であったからである。わたしはあなたたちの神、主である」(レビ19:33-34)
これが神の基準です。これに従って外国籍の人々に寄り添えるように、神に心の準備をしてもらいましょう。
どうすれば外国籍の人や日本の文化になじんでいない人に差別感情を抱かずに、優しい心で助けることができますか。