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キリスト者の協働

ミクロネシアのある島に3人の遭難者がいました。当時は感染症のまん延で接触制限があったので、彼らの救援にはチームワークが必要でした。第一発見者のパイロットは、近隣にいたオーストラリア海軍の船に無線で連絡し、その船から2機のヘリコプターが、水や食料、医薬品を遭難者に届けようと飛び立ちました。次に、アメリカ沿岸警備隊が彼らの無事を確認して無線機を届け、最後に、ミクロネシアの警備艇が彼らを最終目的地まで送り届けました。

教会の多様性

大学教授のダニエル・ボウマン・ジュニアは、自著『スペクトラム:自閉症、信仰、そして多様性という賜物』で、自身の教会での奉仕経験について次のように述べています。「自閉症の人が何かするときは、毎回、新しい道を構築しなければなりません。心と身体のエネルギー、充電のチャンスの有無、知覚の刺激や居心地の良し悪し、時間帯、面倒くさい人だと排除せず強味を評価し特異な必要に配慮し支援してくれるか否かなど、いろいろ考慮します。奉仕の決断は、自分の時間とエネルギーを新しいことに向けます。多くの人にとって、それは適応不能なことではないでしょう。しかし、私にとっては不適応やパニックの要因になるかもしれないのです」

キリストの共同体

ジョードンは言いました。「成功する唯一の方法は、妻や子どもたち、家のことを忘れることだと分かっていた。でもそれはできない。僕の心には、彼らが刻まれているのだから」と言いました。ジョードンは、人里離れた極限の環境で、誰が一番長く持ちこたえるかというリアリティーショーに参加していました。彼を離脱させたのは、熊でもいてつく寒さでもけがでも空腹でもありません。圧倒的な孤独感と家族を恋しく思う気持ちでした。

永遠の家で

ルビーの靴のかかとを鳴らしながら「オズの魔法使い」の主人公ドロシーは、「おうちほどいい場所はない」と言いました。その一言で、ドロシーと犬のトトはオズから家にあっと言う間に帰り着きました。

町に喜びを

ワールドカップ史上最高の試合と称された2022年の決勝戦。フランス、アルゼンチン両チームは、3対3のスコアで延長戦を終了し、勝敗はPK戦に持ち込まれました。決勝ゴールを決めた瞬間、アルゼンチンの国中が歓喜に沸き立ちました。100万人以上がブエノスアイレスの町を埋め尽くし、嬉しくて大騒動する群衆のドローン映像が、ソーシャルメディアに拡散されました。BBCの記者は、町が喜びの炸裂で震えたと伝えました。

理想のリーダー

英国の首相は、2022年7月、辞職に追い込まれました。求められる高い品性を欠いたことが理由でした。後任の首相もたった数カ月で辞職したのです。事の発端は、国会議員の朝祷会に参加していた保健相が、自らの品位に欠ける行為を神に示され、辞任したことでした。他の閣僚たちも次々に辞任し、首相も辞任を余儀なくされました。穏やかな祈祷会から驚くことが起きたのです。

イエスのもとに共に集まる

ある困難な状況があって、精神的にも信仰の面でも苦しんでいた時、教会から離れることは容易だったでしょう。何でそんなにこだわるの、と思うこともありました。しかし、日曜日礼拝を続けなければと思いました。その状況は、何年も続きましたが、信仰の兄弟姉妹と礼拝や祈り会、聖書の学び会に集うことは、忍耐と希望を失わないよう、自分を支える力になりました。礼拝説教や学びを通して心が軽くなるだけでなく、傾聴、慰め、ハグなど、その時々に必要だったものを与えてもらいました。

実のあるキリスト者

シンディは非営利団体に転職し、違いを生む仕事に関われると興奮していました。しかし、同僚たちの熱意の無さやパフォーマンスの低さに失望しました。遠目には素晴らしくても、近くで見るとがっかりでした。

一緒に向上する

写真家ソーレン・ソーカーは、ムクドリの大群が流れるように空を舞う「マーマレーション」を撮影してきました。それは、巨大な黒い波が寄せたり引いたり、万華鏡のように変化する墨絵を眺めているようです。デンマークではこの現象を「黒い太陽」と呼んでおり、それはソーカーの写真集のタイトルにもなっています。最も驚くべきは、ムクドリは目前の仲間を追いかけ、一歩間違えれば大惨事という狭い間隔で飛ぶことです。しかし、互いを守るために小声でささやき合います。タカが来ると隊列を狭くして集団で移動し、1羽でいたら簡単に襲われる捕食者を撃退します。