Month: 6月 2025

与えるという賜物

実業家ロバート・ヘイル・ジュニアは、2024年、大学の卒業生1200人に次のような祝辞を述べました。「この困難な時代は、分かち合い、思いやり、与えることが必要だと示しています。(私と妻は)皆さんに二つの贈り物をします。一つは受ける、もう一つは与えるという贈り物です」。そして500ドル入りの二つの封筒が全員に配られました。一つは自分用、もう一つは必要な人への贈答用です。

それは恐ろしい

ユダヤ人の哲学者イェフダ・ハレヴィが千年以上前に書いた詩が、20世紀に翻訳されました。「それは恐ろしいこと 死が触れるものを愛することは」と始まり、その恐れの裏にあるものも「愛すること……そしてああ、失うこと」と明示しています。

揺るがない信仰

息子が自閉症と診断され、ダイアンは不安でした。「私の亡き後、この子はどうなるのですか」と神に叫びました。すると神は、障害児の親の会に導いてくださいました。我が身の力不足を嘆いたり、自責の念や暗たんたる思いを感じると、ご自分を信頼するようにと励ましてくださいました。やがて、彼女は『揺るがぬ信仰』という本を執筆し、障害児を育てている人々に向けて、なえてしまった信仰が再起する希望を記しました。彼女の息子は成人しましたが、ダイアンの信仰は今も守られています。神は必ず自分と自分の息子をケアしてくださると信じています。

負けるが勝ち

モニカ・ワドワ教授は、勝たないことが、勝つことよりずっと力になると主張します。彼女の研究によれば、人は勝った時でなく、もう少しで勝てそうな時に、最もやる気がみなぎるそうです。もう少しのところで負けると、頑張り続ける原動力をもらい、安易に勝利すると、モチベーションが下がる傾向があると言います。