リサはろう者たちを前に『ミュージカル:ピルグリム(巡礼者)』を手話で通訳しました。このミュージカルは、ある男性の信仰の旅路を描いたジョン・バニヤン著の『天路歴程』を土台にした感動的な物語で、リサの通訳も素晴らしいものでした。彼女に『ピルグリム』の公演に関わり手話通訳をする理由を尋ねると、どんな人でも自分の言語で福音を聞くべきだと思うからだと述べ、「ろう者は周縁化されがちです。福音を聞いたことがあるろう者は、世界のろう者の2%に過ぎません。本当に心が痛みます」と語りました。

私たちもリサのように、自分の才や技を用いて神の愛の証人となるように召されています。人がイエスに引き寄せられるように、世界に福音の良い影響を与えるためにです。使徒ペトロは「あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのですから、神のさまざまな恵みの善い管理者として、その賜物を生かして互いに仕えなさい」(Ⅰペト4:10)と述べました。それには、人を愛し、とりなしの祈りをすることも含まれます(7-8節)。人を励ます、裏方として支える、祈りの戦士になる、教えたり講演したりする。その他どんな才や技でも構いません。神は求める人を御国のために用いることができます。あなたも神に自分の持ち場を求めましょう。神が示してくださいます。