信仰が試される
ローマ皇帝マクシミアヌスは、紀元304年、小アジアのニコメディア(現在のイズミット)に凱旋(がいせん)し、異教の神々に勝利を感謝する戦勝パレードに市民が招集されました。しかしキリスト者は例外でした。マクシミアヌスは教会に来て、信仰を捨てて罰を免れよと迫りましたが、会堂いっぱいの人々は、彼の最後通告を拒否しました。皇帝は彼らを閉じ込めて教会堂に火をつけ、全ての信者を殺害しました。

神は避けどころ
車の旅を始めて15時間後の深夜、竜巻警報が鳴りました。「直ちに安全な場所に避難してください!」それを合図にしたかのように、雷鳴が響き、車窓を突き破りそうな突風が吹きました。私たちは高速を降り、鉄筋コンクリートのホテル横に駐車して中に逃げ込みました。避難場所を見つけられて幸いでした。

自分の持ち場
リサはろう者たちを前に『ミュージカル:ピルグリム(巡礼者)』を手話で通訳しました。このミュージカルは、ある男性の信仰の旅路を描いたジョン・バニヤン著の『天路歴程』を土台にした感動的な物語で、リサの通訳も素晴らしいものでした。彼女に『ピルグリム』の公演に関わり手話通訳をする理由を尋ねると、どんな人でも自分の言語で福音を聞くべきだと思うからだと述べ、「ろう者は周縁化されがちです。福音を聞いたことがあるろう者は、世界のろう者の2%に過ぎません。本当に心が痛みます」と語りました。

その時、その場所に
看護学会が開かれていたホテルで、ロビーにいた人が心筋梗塞で倒れましたが、すぐさま、20人以上の看護師が駆けつけて救命措置をしました。その時、その場にふさわしい人たちがいたのです。

聖霊に導かれる
ラスベガスからロサンゼルスの道順を検索すると、カーナビが他より1時間近くも時短のルートを提案したので、シェルビー・イースラー姉弟は、それに従うことにしました。しかし、彼女たちは舗装されていない土道を何時間も走ってカリフォルニアのモハーベ砂漠に至り、砂嵐の中、立ち往生してしまいました。引き返そうとすると、悪路の走行のために車のあちこちが破損していて、結局、レッカー移動が必要になりました。そのナビの開発者は、二人と同じ憂き目に遭った多くの人たちに謝罪しました。