アイオワ州立大学は1997年、フットボール・スタジアムの名称を同学初の黒人選手の名を冠してジャック・トライス・スタジアムとしました。トライス選手は残念なことに本拠地でプレイすることなく、ミネアポリスで行われたデビュー2戦目で内臓を損傷し、亡くなりました。
試合前夜に記した決意が遺されています。「個人だけでなく、家族、人種の尊厳と名誉がかかっている。皆が期待している。明日は心身を賭して暴れまわろう。ボールがスナップされるたびに、役目以上の働きをするぞ」。彼は、尊厳と名誉ゆえにという覚悟が、自分を勇気で満たしてくれる、と深く理解していました。
使徒パウロも同様です。自分はキリストにあって何者なのかという意識が、全ての意思決定を左右すべきだと、エフェソ教会を諭しています。「主に結ばれて囚人となっているわたしはあなたがたに勧めます。神から招かれたのですから、その招きにふさわしく歩み」(エフェ4:1)なさい。
イエスが、私たちのために、また私たちの内に、そして私たちを通して成された働き、その全てをしっかり受け止めなさいと、パウロは私たちに迫ります。そこから、真のへりくだり、柔和、忍耐、調和、愛、平和が生まれ(2-3節)、神に頂いたものを各々が用いる共助を通して、キリストのからだが成長していきます(15-16節)。
信仰と行動はどうつながるべきでしょう。神はあなたに何を共助に用いるように与えられましたか。
今月のトピック:キリストにあるあなたのアイデンティティーとは?