Category  |  キリストにあるアイデンティティ

正しい焦点

カーは教会のスモールグループの一員です。私たちは週1度会い、神について学んだことを互いに分かち合っています。彼と知り合って、1年以上経ちますが、ある夜のミーティングで、オリンピックに出場したことがあると言いました。あまりにもさらっと言ったので、ほとんど気にも留めませんでした。しかし、何と彼は、銅メダルをかけて戦ったオリンピック選手だったのです。これまで黙っていたなんて、信じられないことでした。彼にとって、その業績は特別な思い出でしたが、自分のアイデンティティの在りかは、家族、友人たち、信仰であり、そちらの方がずっと重要でした。

イエスにある新たな自分

息子は「私は以前の私ではありません。新しい人です」と学校の講演で語りました。彼は神に変えられました。薬物常用者だったので、以前は自分を落後者だと思っていました。しかし今は、神の子どもだと認識しています。

神にゆだねる

神は自助の人を助けない、ご自分を信じて頼る人を助けてくださる。俳優のジョナサン・ルーミーは、2018年5月、そう悟りました。彼は8年間ロサンゼルスで暮らし、破産寸前でした。毎日食べるのがやっとで、仕事のあてもありません。途方に暮れ、思いの丈を神にぶつけ、俳優のキャリアを神にささげました。「私は文字通り、『ゆだねます』『ゆだねます』と何度も祈りました」と述べています。その日の午後、自宅のポストに4枚の小切手が届きました。そして3カ月後。福音書をもとに制作され、好評を博したテレビドラマシリーズThe Chosen(選ばれし者)のイエス役に抜てきされたのです。

私は何者?

キゾンボはたき火を見つめ、自分の人生を考えました。「大したことは何もしていない」。密林奥の故郷に帰り、父が創立した学校で働いていました。同時に、2度の内戦を生き抜いた父の人生を記そうとしていましたが、それは大それたことのように思えました。

スローファッションの恵み

ファストファッションは、低価格で大量生産、大量消費される服のブランドのことです。それらの商品は、店頭に並ぶや否や流行遅れになり、毎年大量の商品を廃棄する企業もあるといいます。一方、それに対抗する#スローファッションという動きがあります。

秘められた傑作

台湾の国立故宮博物院は世界屈指の中国美術の収蔵を誇ります。作家のアーサー・C・ブルックスは、そこで「まだ着手されていない作品と聞いて、何を想像しますか」とガイドに尋ねられたと『アトランティック』誌に書いています。「真っさらなキャンバスかな」と答えると、「別の見方も可能です。傑作はすでに存在していて、芸術家の仕事はそれを表出させることかもしれません」と言われました。

私は何者か

リンカーン大統領の息子ロバートは、父の死後、かなり時がたっても、父の陰に埋没していました。親しい友人ニコラス・マレイ・バトラーによると、「陸軍長官や駐英国公使、プルマン社の社長に私という人間を求めた人はいない。誰もが望むのは、アブラハム・リンカーンの息子だ」とよく言っていたそうです。

新生させてくださる神

ショーン・セイプラーは出張で宿泊したホテルで妙なことが気になりました。使い残したせっけんはどうなるのだろう。ゴミとして埋められる以外の使い道があるはずだと。彼はリサイクルのベンチャー企業を立ち上げ、8千軒以上のホテルやクルーズ船、リゾート施設と協力し、膨大な量の廃棄せっけんを滅菌し、再生して、100カ国以上の貧困層に届けています。それらは、不衛生に起因する病気の予防に貢献しています。セイプラー氏は語ります。「面白いでしょう?あなたが使い残したホテルの小さなせっけんが、文字通り、人命を救うのです」

ほんの一部では不十分

自分の何かを捨てて行くという気分のときがありますが、南極圏の町、ビジャ・ラス・エストレージャスに住むには、文字通り、そうしなくてはなりません。病院まで千キロの極寒の地で虫垂炎は致命的なので、引っ越す前に必ず、虫垂を切除する規則なのです。