インターネット上にあるデータを完全に消すことは困難です。写真、投稿、ブログは永遠に残るように感じます。そんな中、大手検索エンジンは、電話番号や住所などの個人情報の削除をリクエストする仕組みを導入しました。情報が完全に消去されるわけではありませんが、かなり見えにくくなり、ネットの痕跡を自分で管理している感覚が持てます。
過去を帳消しにする。これはイザヤの預言を想起させます。神は言われました。「初めからのことを思い出すな。昔のことを思いめぐらすな。見よ、新しいことをわたしは行う」(イザ43:18-19)。これは、捕囚の地、バビロンにいたイスラエル人に対する御言葉でした。彼らは当時、失意のどん底で回復を切に望んでいました。神は、過去の過ちにとらわれたり、捕囚のつらさを嘆いたりせずに、神が今まさに行おうとしておられる新しい御業に目を留めるように命じられました。それは、バビロンからの解放、故郷への帰還です。神は、過去を帳消しにされるだけではありません。「荒れ野に道を敷」くと言われます(19節)。それは目的と希望に満ちた未来です。
過去の失敗を後悔するだけで前を向こうとしないのはいけません。イエスの贖(あがな)いを通して(ヘブ10:10)、「あなたの罪を思い出さないことにする」(イザ43:25)と言ってくださった神を信頼しましょう。神は前進しなさいと言われます。神が用意された未来に踏み出しましょう。
なぜ過去にとらわれてしまうのでしょう。神が今、新たな始まりの扉の前に立たせてくださった。こう信じることは、あなたにとって、何を意味しますか。