冒険家クリス・マッカンドレスは、文明を離れてアラスカの原野に向かいましたが、戻って来るつもりでした。テクラニカ川を渡ったのは4月。夏の氷解けが川を激流に変えるずっと前のことです。数カ月後、マッカンドレスは立往生、食糧も尽きました。彼の悲劇的な死は小説や映画になりました。

聖書は、約束の地を目指すイスラエルの民の前に「ヨルダン川の水は堤を越えんばかりに満ちていた」(ヨシ3:15)と語ります。しかし、この試練が彼らの信仰を育みました。神はヨシュアに言われました。「今日から、全イスラエルの見ている前であなたを大いなる者にする。そして、わたしがモーセと共にいたように、あなたと共にいることを、すべての者に知らせる」(7節)

ヨシュアは民に告げました。「見よ、全地の主の契約の箱があなたたちの先に立ってヨルダン川を渡って行く」(11節)。祭司たちは契約の箱を担ぎ、ヨルダン川に足を踏み入れました。すると「川上から流れてくる水は……全く断たれ」、民は皆、干上がった川床を渡っていきました(16-17節)。

私たちも時に、にっちもさっちもいかない状況に追い込まれますが、道なき道を切り開かれる神を頼りにするなら、信仰が成長します。最大の課題は、この世からあの世へ渡ることです。しかし、モーセやヨシュア、そして古代のイスラエル人と共におられた神が、私たちの道をこしらえてくださいます。