意地の悪いテレビ番組が、人の性格に影響を与えるという研究結果があります。例えば、公然の悪口、陰湿なうわさ話、いじりなどのドラマやバラエティーは、視聴者の脳内に同様の言動をまねる下地を作ります。これは無意識に起こります。つまり、笑える「いじり」でも、それを繰り返し見ると、知らない間に、自分の人を見る姿勢に影響を与えます。テレビ番組でさえそうなので、多くの時間を一緒に過ごす人から受ける影響は小さくありません。

この件についてソロモン王は、「知恵ある者と共に歩けば知恵を得 愚か者と交われば災いに遭う」(箴13:20)と、時代を超えた知恵を提供しています。この言葉は、健全な知恵を独力で得ることはできないと示唆しています。つまり、愚かな人ではなく、聖書の教えに照らして健全な知恵を持つ人(立場にかかわらず、 また教会の人でもそれ以外の人でも)を友にすべきだということです。

そのような人に囲まれているなら、人は見識が育まれて堕落から遠ざかれます(15節)。これを「友情による教育」と呼ぶ学者もいます。普段一緒にいる仲間は、良くも悪くも互いに影響し合います。ソロモンは、気を付けて友達を選ぶように強く勧めています。「賢人の教えは命の源」(14節)だからです。神を尊び、人を愛し、健全な知恵を育むことを促してくれる人たちに囲まれるように、神に助けを求め、実践しましょう。