デイリーブレッド

教会の多様性

大学教授のダニエル・ボウマン・ジュニアは、自著『スペクトラム:自閉症、信仰、そして多様性という賜物』で、自身の教会での奉仕経験について次のように述べています。「自閉症の人が何かするときは、毎回、新しい道を構築しなければなりません。心と身体のエネルギー、充電のチャンスの有無、知覚の刺激や居心地の良し悪し、時間帯、面倒くさい人だと排除せず強味を評価し特異な必要に配慮し支援してくれるか否かなど、いろいろ考慮します。奉仕の決断は、自分の時間とエネルギーを新しいことに向けます。多くの人にとって、それは適応不能なことではないでしょう。しかし、私にとっては不適応やパニックの要因になるかもしれないのです」

平和の作り主イエス

米国の南北戦争真っただ中の1862年12月30日。両軍はテネシー州のストーンズ川を挟み600メートルほど離れて陣を張り、たき火を囲んで暖を取っていました。北軍の陣営はバイオリンとハーモニカで「ヤンキードゥードゥル」を演奏し、南軍は「ディキシー」の演奏で応じました。そして最後には「ホーム・スイートホーム」を両軍で合奏したのです。音楽を通した闇夜の交流。想像を超えた平和のほのかな光。それははかない平和でした。翌朝、彼らは楽器を銃に持ち替え、24,645名が落命したのです。

キリストの共同体

ジョードンは言いました。「成功する唯一の方法は、妻や子どもたち、家のことを忘れることだと分かっていた。でもそれはできない。僕の心には、彼らが刻まれているのだから」と言いました。ジョードンは、人里離れた極限の環境で、誰が一番長く持ちこたえるかというリアリティーショーに参加していました。彼を離脱させたのは、熊でもいてつく寒さでもけがでも空腹でもありません。圧倒的な孤独感と家族を恋しく思う気持ちでした。