ティムは、夜のホテルの部屋はずいぶん暗く、夜中に起きて歩くとつまずきそうだと思いました。しかし、実際はセンサーが装備されていて、人が起きて歩き出すと足元を照らしてくれるのです。

さて、聖書は神の光の中を意識して歩くように勧めています。使徒パウロは、イエスを信じたばかりの人たちに「神に倣う者となり……愛によって歩みなさい」(エフェ5:1-2)と語りました。それは具体的にはどういうことでしょう。

キリストの愛の光の中に一歩を踏み出すとき、不道徳や不純な行為、神以外のものを拝む、際限なく欲しがる、などという罪と決別します。パウロは「実を結ばない暗闇の業に加わらないで、むしろ、それを明るみに出しなさい」(11節)と語りました。彼の言葉は偶像礼拝が盛んなエフェソで回心した人たちを正しく導きました。彼は「あなたがたは、以前には暗闇でしたが、今は主に結ばれて、光となっています。光の子として歩みなさい」(8節)、また「光から、あらゆる善意と正義と真実とが生じるのです。――何が主に喜ばれるかを吟味しなさい」(9-10節)とも述べています。

そうする恩恵はイエスの光があなたを照らし道を示すことです(14節)。パウロの結論は「細かく気を配って歩みなさい」(15節)です。キリストの光の中を自信を持って歩くなら、光源であるキリストを証ししつつ、皆を祝福することができます。