私たちの内なるイエス
◆ 詩篇129-131
◆ Ⅰコリント11:1-16
トライアスロンは、3.8キロの水泳、180キロの自転車ロードレース、そして42.195キロのフルマラソンで構成されています。誰もが簡単にできることではありません。しかし、ディック・ホイトは、障がいを持つ息子のリックと共にレースに参加し、完走しました。水泳ではリックを小さなボードに乗せて引っ張り、自転車レースではリックを専用シートに乗せて走りました。そして最後は、リックの車椅子を押しながらマラソンを完走しました。リックは父の力でレースを走り抜くことができました。リックひとりではできなかったことです。
失敗した躾
◆ 詩篇123-125
◆ Ⅰコリント10:1-18
私たちの家は森の中にあるので、日当たりはよくありません。けれども私は、大好きなトマトを育ててみたいと思って苗をプランターに植え、比較的太陽の当たるところに置きました。すると、トマトの茎はどんどん伸びていきます。しかし、喜んだのもつかの間。それは茎が育っていたというよりは、日差しを求めて伸びていただけだったのです。そうと気づいた時には、トマトの茎が自分自身を支えられなくなっていました。支柱を立ててまっすぐに立たせようとしてみましたが、気をつけていたにもかかわらず、絡まった茎のひとつが折れてしまいました。
かかって来い!
◆ 詩篇119:1-88
◆ Ⅰコリント7:20-40
あるテレビ番組が、世界でもっとも危険な空港を取り上げていました。そのひとつは、既に閉鎖されている香港の啓徳空港です。私も行ったことがありますが、確かに乗客にとってはスリル満点、そしてパイロットにとっては技量を試される空港と言えます。一方の着陸路を取るなら、飛行機は摩天楼の上空を通過し、滑走路に降りるや、海に突っ込む前に機体を停止させなければなりません。また別方向から着陸するときは、飛行機が山中に突っ込んで行くように感じられるのです。
喜ばしい日
◆ 詩篇113-115
◆ Ⅰコリント6
子どもたちがまだ小さかった頃、私は10日間の聖会奉仕の旅を終えて帰国しました。当時の飛行場は、到着の客を出迎える人たちがゲートの中まで入ることが許されていたので、飛行機が着陸してタラップから降り立つと、幼い子どもたちが出迎えてくれました。みんなパパに会えた嬉しさのあまり、大声で泣きじゃくっていました。妻を見ると、目に涙をいっぱいためています。私は、何も言えませんでした。子どもたちが私の足に抱きついて「パパ!パパ!」と叫ぶのを見ていた人々も、涙を誘われていました。それは、本当に素晴らしいひとときでした。
人生の道について考える
◆ 詩篇110-112
◆ Ⅰコリント5
カール・ラーベダーという47歳のオーストリア人の男性は、4億円相当の全財産を寄付しました。大金を稼いでは使う派手な生活によって、自分は本当の幸せから遠ざかっていると感じたからです。彼は、ロンドンのデイリー・テレグラム紙に対してこう言いました。「私は、欲しくも必要でもないもののために、奴隷のように働いていると感じました。人生で最大のショックは、この『五つ星』生活が、温かみのないひどい虚構だと気づいたことです。」彼は、中南米の人々を助ける慈善団体を設立し、その基金として財産を寄付しました。