家を建てる
アメリカ史上最大の邸宅建設が1889年から6年間行われました。ジョージ・ヴァンダービルト2世の別荘で、1日に約3万2千個のレンガを現地で製造しました。このノースカロライナ州アッシュビルの「ビルトモア・エステート」は、東京ドームのグラウンドを超える16,226平方メートルの床面積。35の寝室と43の浴室を含む250室を有します。確かに野心的ですが、イエスが「建てる」と宣言しておられるものに比べると取るに足りません。
着地点
アフリカのサバンナに生息するインパラの跳躍は、高さ3メートル、幅10メートルに達します。肉食獣の攻撃をしのぎ生き延びるために不可欠な能力ですが、動物園で見かけるインパラは、高さがたった1メートルほどの壁に囲まれて暮らしています。そんな飼育が可能な理由は、着地点が見えなければジャンプできないからです。壁の向こうに何があるか見えないと、インパラは跳べないのです。
学ぼうとする姿勢
反対の意見に対しては、意見そのものだけではなく、それを述べた人を攻撃するのが、悲しいことに、当たり前になっています。これについては、学者たちも同様です。ですから、有名な新約聖書学者リチャード・B・ヘイズ博士が『Reading with the Grain of Scripture 』 (聖書を信頼して読む)を発表したときは驚きました。自分の過去の論文を再考し、持論を訂正し、実に謙虚な姿勢と生涯学び続ける決意を示したのです。
聖別される
イギリスのスタッフォードシャーで、1742年11月、チャールズ・ウェスレーの説教に対して騒動が起こりました。チャールズとジョンというウェスレー兄弟の行動は、教会の伝統を壊しているかに見えたので、許容し難いと感じる人々がいたのです。
私たちの神は偉大
指紋は長年、個人を特定するために使われてきましたが、コピーによって偽造できます。眼の虹彩も信頼できる方法ですが、コンタクトレンズでゆがめられます。生体認証も失敗の可能性があるといいます。では、失敗のないものは何でしょう。実は、人の血管パターンは唯一無二で、偽造不可能ということです。あなたの静脈マップは、地球上のすべての人の中からあなたを特定できます。
祈りの本質
アメリカ合衆国の大統領に就任したリンカーンの仕事は、分断された国のかじ取りでした。彼は賢い指導者で、徳の高い人だったと言われていますが、そのことも、他のことも、ある要素の上に立脚していました。彼は、自分は力不足だと心得ていました。リンカーンはこう述べています。「私は他に頼れるものはないという絶対的な確信で、何度もひざまずきました。その日、その日を乗り越えるには、私の知恵や力は、全く不十分に思えました」
神は忘れない
ジョージ・リーレ(1750年~1820年)は有名ではないかもしれませんが、記憶されるべき宣教師です。奴隷の身分に生れましたが、キリスト者となり、独立戦争前に自由民になりました。その後、ジャマイカに渡って農園の奴隷たちに福音を伝え、ジョージア州サバンナで2つの教会を設立し牧会しました。バプテスト派の黒人教会はそのひとつから生まれたと言われています。
真の希望
アメリカは1960年代初頭、明るい未来を予見していました。はつらつとしたケネデイ大統領はニューフロンティアや月面着陸の展望を発表し、経済も好調でした。ところがベトナム戦争が泥沼化。国民に不安が広がり、大統領は暗殺されました。楽観的な空気は一変し、社会を幻滅がおおいました。
壊れたものの修復
バスが着きました。そこは待ちに待ったイスラエルの発掘現場です。私たちはここで実際に作業をさせてもらうのです。現場監督は、私たちが掘り出す物は、それが何であれ、何千年も人の手に触れられずに埋まっていたものだと説明しました。割れた陶器の破片を掘り出しながら、私たちは文字通り歴史の一端に触れたように感じました。しばらく発掘をした後、作業場に案内されると、復元中の大きなつぼが置かれていました。古代の壊れた陶器の復元作業をしている職人たちは、壊れたものを喜んで修復される神の姿を映しているように感じました。