思いがけない授かりもの
宝くじで3億円を当てた実業家が、うれしそうに立派なことを言いました。2002年のことです。彼は、慈善事業の基金を作り、失業者の再雇用に努め、自分の家族にも何か良いことをしたいと語りました。自分はすでに十分持っているので、大金の賞金を手にしても大きく影響されることはないだろうと取材陣に言いました。
縛られていると感じますか
ボエティウスは6世紀のイタリアの有能な政治家で、王室に仕えていました。ところが不幸なことに王の不興を買い、反逆罪で死刑宣告を受けて投獄されました。彼は刑の執行を待つ間、筆記用具を求めて回顧録を書きました。この書は霊的な課題を取り扱った不朽の名作だと評価されています。
にわかの喜び
ポラロイドカメラ「SX-70」が1972年に発売されたとき、写真撮影に革命をもたらしました。オーウェン・エドワードはスミソニアンマガジンの記事で、ポラロイドカメラは「物理学と工学と電子工学の奇跡」だと語りました。写真を撮ると、カメラの前から「四角い白の紙が出てきて、人の目の前で写真が現像されます」。即座に結果が得られることは、大きな売りでした。
もっとくんを治す
妻は子どもの頃、テキサス州のオースティンで暮らしていました。近所には牧師でもあったカーライル・マーニー博士が住んでいて、両家は親しくしていました。あるとき、マーニー師は満足することについて話していて、「『もっとくん』を治療してあげないと…」とさらりと言いました。これは彼女の家族にずっと使われる表現になりました。「マーニー先生は『もっとくん』を治療してあげないと…と言っていたわよ。」
ものごとの楽しみ方
ジョン・ホワイト博士は著書「Daring To Draw Near」の中で、自身の胸中について語っています。ぜいたくな庭や調度品のついた素晴らしい家が与えられたとき、その家に対する思いが色々と変化していったといいます。
パンのない人生
色々な食べ物を自由に選べる今日の社会では、パンは必要不可欠な食品ではありません。様々な理由でパンを食べない生活をする人もいます。しかし、一世紀の中東ではパンは必需品でした。パンのない食事など全く考えられませんでした。
ほとんど満足
昼食を済ませてレストランの駐車場に足を踏み入れたとき、軽トラックが猛スピードで走り抜けていきました。運転手の無謀な行為にあきれながらも、ふと、トラックにあることばが掲げてあるのに気がつきました。そこには、「ほとんど満足」と書かれていました。その言葉に込められている感情について、少し考えました。そして、「ほとんど満足」という概念は存在しないという結論に至りました。人は満足するか、満足しないか、結局、そのどちらかしかないはずです。
もっと、もっと
買い物好きな人がいます。その人たちは、買っても買っても、まだ買いたいようです。お買い得品を手に入れたいという欲求は、世界中に蔓延しています。巨大ショッピングモールが、中国、アメリカ、サウジアラビヤ、フィリピン、そして日本など、世界中にあります。店頭やネットショップでの購入の増加傾向から、買い物熱は世界的現象だと分かります。
欲張りな 鳥たち
毎年、ハチドリのためにえさ場を作ってあげます。すると、せわしない小鳥たちがやって来て、えさ場を取り合います。「テーブル」には4つの席を設けてあるのですが、彼らは先客の席が気になるようで、それを横取りしようとしてけんかになります。それぞれの「席」には、下にあるひとつの容器から同じシロップが提供されています。すべての席に同じ食べ物があるのですから、私は、この鳥たちの強欲な負けん気にあきれるばかりです。