暗い日々、深い祈り
人気芸能人が「暗い日々だった」とコロナ禍の中の自分を語りました。「新しい生活様式」に適応できず、不安の中で自殺願望が芽生えたと言います。負の連鎖に陥らなかったのは、信頼できる友人に悩みを打ち明けらけれたからだと語ります。
神の優しさ
大学生の頃、うつの発作によって無力感と絶望感に何度も襲われたという実業家の話を聞きました。残念なことに、彼は医者に行かず、とんでもない計画を立てました。自死に関する本を図書館で予約し、命を絶つ日を決めたのです。
かすかな光
第二次世界大戦でスパイ活動をしていたジャーナリストのマルコム・マガリッジは、ある憂鬱な夜について記しました。「酒の匂いと絶望に満ちたベッドに横たわった…宇宙の中で永遠にたったひとり。かすかな希望の光もなく…」と。そして、マダガスカルの海に飛び込み、自らの命を絶とうとしました。沖に向かって泳ぎ続け、疲れ切って振り返ると、遠く離れた岸辺にほのかな光が見えました。すると、訳も分からずその光に向かって泳ぎ始めていました。肉体は疲労困憊でしたが、圧倒的な喜びに包まれていたと語ります。
人生を見いだす
お前はろくでなしだ、家の恥だ、という父の言葉がラビの心に深く突き刺さりました。頭の良い兄弟たちと違って、ダメなやつだと言われてきました。スポーツで秀でようと頑張り、成果を上げましたが、役立たずだという劣等感が消えません。「こんな思いで生きつづけるぐらいなら、人生を終わらせたい」といつも考えていましたが、人に相談したりはしませんでした。自分の心の痛みは自分の内に秘め、自分の崩れ落ちる世界は自分で支えなければならないと考えていたからです。