アイデンティティー
アイスクリーム屋に5歳の息子と入って行くと、店員がこちらをちらりと見てから息子に差別的な言葉を投げかけました。私はメキシコ系アメリカ人として味わってきたやるかたない思いを噛みしめ、息子を引き寄せると遅れて入ってきた夫の方を振り向きました。夫は黒人です。注文すると、店員はしかめ面で返事もしませんでした。
大ぜいの群衆
日曜日の朝、私たちはコロナ禍で離れ離れでしたが、喜びと期待を胸に礼拝に集い、ガヴィンとティハナの結婚を祝いました。スペインやポーランド、セルビアなどにいる親族や友人たちも参加できるように、ITに詳しいイラン人の友人が、式の様子を動画配信しました。この工夫によって、みんなは、二人の結婚の誓いを、制約のある中でも見守れたのです。神の御霊が私たちを一つにし、喜びをくださいました。
多様性を祝う
ある公立高校の2019年の卒業式で、校長先生が、生まれた国の名前が呼ばれたら立ってくださいと、608人の卒業生に言いました。アフガニスタン、ボリビア、ボスニア……と続き、60か国の国名が読み上げられました。卒業生は立ち上がって互いに喜び合いました。一つの高校の中に、60もの国があったのです。