Category  |  愛

良き隣人

1年で聖書を!
◆ 詩篇79-81
聖書のみことば ルカ10:29-37
 
愛する者たち。神がこれほどまでに私たちを愛してくださったのなら、私たちもまた互いに愛し合うべきです。―Ⅰヨハネ4:11

ノースダコタ州のマイノットで2011年6月、河川が氾濫し、周辺の住民は避難生活を余儀なくされました。この時、近辺の人たちは、当然のことのように困っている人たちを助けました。1時間以上離れた所から、頼まれたわけでもないのに自ら進んで助けに来た人がいました。

友だちの輪

1年で聖書を!
◆ 詩篇52-54
聖書のみことば エペソ2:1-13
 
しかし、以前は遠く離れていたあなたがたも、今ではキリスト・イエスの中にあることにより、キリストの血によって近い者とされたのです。―エペソ2:13

自閉症やダウン症の高校生の多くは、自分は仲間外れにされたり無視されているように感じます。彼らは昼食の時間もひとりです。他の生徒たちは、彼らとどうかかわったらよいのか分からなかったり、その人たちに関心がなかったりするからです。

あわれみの手を差し伸べる

1年で聖書を!
◆ 出エジプト記14-17
聖書のみことば マタイ9:9-13
 
医者を必要とするのは丈夫な者ではなく、病人です。―マタイ9:12

私たちの町の地方新聞のひと隅に1970年代半ば、離婚調停の申し立てと離婚成立の公示が載るようになりました。私たちの教会のフラナガン牧師は、毎週、そこに掲載される多くの名前を見て、それらは単なる文字ではなく、一人ひとりの人間だと強く感じるようになりました。

笑い飛ばしてはダメ

1年で聖書を!
◆ 創世記3-5
聖書のみことば ルカ6:27-36
 
自分の敵を愛しなさい。彼らによくしてやり、返してもらうことを考えずに貸しなさい。―ルカ6:35

アラスカ北部の凍った大地を巨大なトラックで走る仕事には、ユーモアのセンスも必要なのでしょう。トラック運転手のアレックスは大声で笑います。ところが、トラック同士の無線を通して聞こえてくる彼の大笑いを、うっとうしいと思う運転手もいました。その人は、アレックスを中傷するようなことを言いました。

選択と結末

1年で聖書を!
◆ ゼカリヤ書5-8
◆ 黙示録19
聖書のみことば ガラテヤ6:1-10
 
思い違いをしてはいけません。神は侮られるような方ではありません。人は種を蒔けば、その刈り取りもすることになります。―ガラテヤ6:7

イギリスのリバプールに「国際奴隷博物館」があります。そこには、さまざまな時代に奴隷にされた、男女の大人や子どもたちの悲惨な姿が記録されています。無垢な人々を自分の欲望の犠牲にする行為は恐ろしいものです。しかし、それだけではありません。博物館の壁には、奴隷の過去を持つ人権活動家、フレデリック・ダグラスの洞察に富んだ言葉が刻まれています。「友の足に足かせをかけた人は誰でもやがて、もう一方の端は、自分の首を絞めていることに気づく」と記されています。人の尊厳を奪う行為は、自分の人間性をも奪ってしまうのです。

正しい材料

1年で聖書を!
◆ エレミヤ書18-19
◆ Ⅱテモテ3
聖書のみことば マタイ22:34-39、28:16-20
 
だれにでもいつでも弁明できる用意をしていなさい。ただし、優しく、慎み恐れて、―Ⅰペテロ3:15-16

私は料理が得意ではありませんが、それでも時々、市販のケーキミックスを使ってお菓子を作ることがあります。ケーキミックスに卵とサラダ油、水を混ぜ合わせるのですが、美味しく仕上げるコツは、材料のバランスです。つまり、正しい素材を正しい分量で加えなければダメです。これは、伝道についても同じです。つまり、大切な第一の戒め(マタ22:36-38)と大宣教命令(28:19-20)のバランスが肝心です。

笑いは禁物

1年で聖書を!
◆ イザヤ書28-29
◆ ピリピ3
聖書のみことば ヨハネ13:31-35
 
それによってあなたがたがわたしの弟子であることを、すべての人が認めるのです。―ヨハネ13:35

写真を撮ってもらう時は、笑顔を作るのが普通です。しかし、アメリカには、笑顔の写真を運転免許証に採用しない州があります。盗んだ個人情報を使って免許証を作ろうとする人がいるので、陸運局では、写真の人物が過去に登録された人と同じではないか、コンピューターで厳しくチェックしています。もし、写真の人物が偽名を使っていると見なされると、警告がオペレーターに送られます。ある州ではこうして、1999年から2009年の11年間に、6千件の免許証偽造を食い止めました。しかし、なぜ笑顔の写真がいけないのでしょう。その理由は、無表情の顔のほうが、コンピューターの識別能力が高まるからです。

無私の愛

1年で聖書を!
◆ エレミヤ書50
◆ ヘブル8
聖書のみことば ピリピ2:20-30

 
彼[エパフロデト]は、キリストの仕事のために、いのちの危険を冒して死ぬばかりになったからです。―ピリピ2:30

イラクで服役中の19歳の兵士は、建物の屋上から手りゅう弾が落ちて来ることに気づきました。彼は装甲車の砲塔で機関銃を構えていたので、落下物を撃ってはねのけようとしましたがうまくいかず、爆弾は装甲車の中に落ちてしまいました。彼には脱出する時間がありました。しかし逆に、手りゅう弾に飛びついてその上に覆いかぶさったのです。この驚くべき捨身の行為で、4人の同僚兵士の生命が助かりました。2007年12月4日のことです。

親切な行為

1年で聖書を!
◆ エレミヤ書27-29
◆ テトス3
聖書のみことば ルカ10:25-37

 
あるサマリヤ人が、旅の途中、そこに来合わせ、彼を見てかわいそうに思い、
― ルカ10:33

私たちは愛の少ない者です。なぜでしょう。親切にできない最大の理由のひとつは、相手の値踏みをするからです。私たちには「私の親切を受けるにふさわしい人とは、かれこれしかじかの人」という固定観念があります。イエスに「では、私の隣人とは、だれのことですか」と質問した人がいました(ルカ10:29)。つまり、「私の親切を受けるのにふさわしい人は誰ですか」という質問です。イエスはその答として、たとえ話をなさいました。