Category  |  人間関係

ハッピーエンド

友人が昔、娘が遊んでいるそばで、アメフトのテレビ中継を見ていたときのことです。ひいきのチームの不甲斐ないプレーにカッとなり、そばにあった物をつかんで床に投げつけると、娘のお気に入りのおもちゃが粉々になりました。友人はすぐに娘を抱きしめて謝りました。そして新しいおもちゃを買い与えて、すべて解決したと思っていました。けれども、自分の行為が4歳の娘をどれほど怯えさせ、その心をどれほど傷つけたか、本当のことは分かっていませんでした。しかし、やがて和解のときが来ました。

神の世界

息子が誕生日のプレゼントに世界地図を欲しがっていたので探していると、地域の特徴がイラストでカラフルに描かれたものを見つけました。パプアニューギニアの上には蝶が飛び、チリには山脈、南アフリカにはダイヤモンドが描かれていました。とても気に入りましたが、地図の下に「私たちの世界」と書かれていたのが気になりました。

裏切られた時に

クルーズ客船オシアノス号は、1991年8月4日、南アフリカ沖合で大嵐に見舞われて沈没しました。船長と乗組員は船内放送も避難誘導もせずに、自分たちだけ逃げてしまいました。乗客でミュージシャンのモス・ヒルズは事態の異常に気づいて、メーデー信号を南アフリカの海上保安庁に送ると、陣頭指揮をとって妻のトレーシーや仲間のエンターテイナーたちとも協力し、乗客全員がヘリコプターで救出されるように誘導しました。

ハンバーガーを分ける

援助団体を通してチャイルドスポンサーをしている女性が、その子どもを訪問しました。そして一緒にレストランに行き、少年はハンバーガーを、女性はサラダを注文しました。少年の様子から、これがレストラン初体験であることは明らかでした。やがて、彼に大きなハンバーガーが、そしてスポンサーの女性には小さなサラダが運ばれてきました。すると少年は、自分のハンバーガーをナイフで半分に切り分け、手でお腹をさすりながら、「お腹は空いていませんか」と尋ねました。そして、半分のバーガーを食べるように勧めたのです。

かぐわしい生き方

神さまが嗅覚を与えてくださったおかげで、私たちは色々な香りを楽しむことができます。朝には、歯磨き粉のフレッシュな香りがあります。梅のほのかな匂いは、春を実感させてくれます。バラの季節には、公園のベンチに座って花と香りを満喫します。おいしそうな料理の匂いもたまりません。

あなたは、誰ですか?

特別扱いが無かったといって、腹を立てた人の話をときどき聞きます。「私を誰だと思っているのか!」と…。しかし、「自分がいかに立派なのかを話さなければならないなら、恐らくあなたは、自分が考えているほど立派ではない」ともよく言われます。

信仰の家族

私たちの教会には1980年代、独身の人が集う「聖書の学び会」がありましたが、そこに集う人たちは、家族のように助け合っていました。離婚や死別でひとりになった人たちは、誕生日や連休を寂しく過ごさなくてよくなりました。信仰と友情があいまって、互いをずっと支えあう信頼関係が培われたのです。30年前、逆境の中で築かれたこの絆は、今も彼らやその家族と共にあり、豊かに実を結んでいます。

名声

チャールズ・ポンジの名前は、「ポンジ・スキーム」というネズミ講に類似した金融詐欺と切っても切れない関係にあります。ポンジは何度か詐欺を働き、刑務所に入っていたことがありましたが、1920年の初め頃、45日間で元金の50パーセント、90日間で100パーセントという高利回りの投資を募り始めました。こんなうまい話は危ないと分かりそうなはずなのに、大勢の人が多額の資金をつぎ込みました。ポンジは後から投資した人の金を使って先に投資した人に支払いをしながら、贅沢ざんまいをしていました。この詐欺が明るみに出たのは1920年8月でしたが、その時点で被害額は20億円に上り、5つの銀行が破たんしました。ポンジは刑務所で3年を過ごした後、イタリアに強制送還されました。1949年、66歳で亡くなったときは無一文でした。

仲介者

近所の人たちみんなで、肘と肘が当たるほどの間隔で山のふもとに立っていると想像してください。稲光が走り、耳をつんざくように雷鳴がとどろきます。炎に包まれた神が、山の頂に降りて来られました。山頂は煙で覆われ、山全体が振動し、あなたも震えています (出19:16-20)