Category  |  信じる者の復活

本当に生きる

それはイースターの翌週でした。前の週に、復活の物語を何度も聞いてきた5歳の息子ワイアットが車の後部座席で物思いにふけっていました。そして、運転席の私に「パパ」と呼びかけると、難問を尋ねるときのように一呼吸おいてからこう言いました。「イエスさまが僕たちを生き返らせるとき、僕たちは本当に生きているの、それとも頭の中だけで生きているの?」

踊って賛美

年配の女性が車椅子に座っている動画があります。これは1千万回以上視聴されました。その女性は、往年の有名なバレリーナ、マルタ・ゴンザレス・サルダーニャです。今はアルツハイマーを患っていますが、チャイコフスキーの「白鳥の湖」が流れると、奇跡が起こります。彼女の弱々しい手がゆっくり上がり、最初のトランペットの音でバレエが始まります。知力も体力も衰えていますが、才能はそこにあるのです。

衰え君

喉の痛みがあり、インフルエンザと診断されました。それが気管支炎を引き起こすと百日咳になり、進行して肺炎になりました。百日咳と呼ばれるだけに、身体の節々が痛む咳が8週間あり、私は現実を突きつけられました。私は高齢ではありませんが、老いを感じ始める年齢です。教会の仲間は、自分たちを襲う健康問題に「衰え君」と面白おかしい名前をつけていますが、「衰え君」の活躍は少しも面白くありません。

また会える

暗く静かな部屋で、ベッドの脇に椅子を引き寄せました。ジャッキーは快活な人でした。彼女の生き生きとした笑顔を覚えています。けれど今は静かで動きません。3年間の闘病生活、そして今はホスピス病棟にいます。私は、何と声をかけるべきか分からず、聖書を取り出し、コリント人への手紙第一を読み始めました。