キリスト者の協働
ミクロネシアのある島に3人の遭難者がいました。当時は感染症のまん延で接触制限があったので、彼らの救援にはチームワークが必要でした。第一発見者のパイロットは、近隣にいたオーストラリア海軍の船に無線で連絡し、その船から2機のヘリコプターが、水や食料、医薬品を遭難者に届けようと飛び立ちました。次に、アメリカ沿岸警備隊が彼らの無事を確認して無線機を届け、最後に、ミクロネシアの警備艇が彼らを最終目的地まで送り届けました。
教会の多様性
大学教授のダニエル・ボウマン・ジュニアは、自著『スペクトラム:自閉症、信仰、そして多様性という賜物』で、自身の教会での奉仕経験について次のように述べています。「自閉症の人が何かするときは、毎回、新しい道を構築しなければなりません。心と身体のエネルギー、充電のチャンスの有無、知覚の刺激や居心地の良し悪し、時間帯、面倒くさい人だと排除せず強味を評価し特異な必要に配慮し支援してくれるか否かなど、いろいろ考慮します。奉仕の決断は、自分の時間とエネルギーを新しいことに向けます。多くの人にとって、それは適応不能なことではないでしょう。しかし、私にとっては不適応やパニックの要因になるかもしれないのです」