翼に乗って
アラン・テナントは、ハヤブサの移動を追跡して「On The Wing ハヤブサに託した地図のない旅」を執筆しました。ハヤブサは、その美しい姿と俊敏さ、力強さによって王族の狩りの供でしたが、残念なことに、1950年代に広く使用された農薬DDTの影響で、今では絶滅危惧種の仲間です。
永遠に安心
私は、手術を受けた娘に付き添って病室にいました。娘はまばたいて目を開けると、痛みで泣き出しました。腕をさすって安心させようとしましたが、泣き声は大きくなるばかりです。看護師に助けてもらって娘を抱き上げ、ひざの上に座らせました。頬の涙をぬぐってやり、そのうちに必ずよくなると言い聞かせました。
チャリティー・アイランド
チャリティー・アイランドは、ミシガン州のヒューロン湖にあるサギノー湾で最も大きな島です。この島には昔から、領域を航行する船舶のための灯台があり、また安全な港もありました。船乗りたちは、この島が神の愛によってそこにあると信じ、この島を 「チャリティー・アイランド」(神の愛の島)と名付けました。
人生の嵐
恐ろしい嵐の話がマルコの福音書にあります。弟子たちがイエスといっしょに舟でガリラヤ湖に出ていくと、激しい突風が起こりました。弟子たちの中には熟練の漁師もいましたが、皆が恐れおののきました(マコ4:37-38)。神はどうなさったのでしょう。この人たちは、直接イエスが選ばれ、イエスにとって最も身近な人たちだったはずです。その上、「さあ、向こう岸へ渡ろう」というイエスの言葉に従ったのです(35節)。それなのになぜ、こんなひどい目に遭わなければならないのでしょう。
姿を消す
私の住む地域では、草花が土の下で身を守り、再び地上に出るのを待つ季節になりました。植物は、雪が降ったり地面が凍ったりしないうちに花を散らして地中に引っ込み、休息し、エネルギーをたくわえて次の開花に備えます。死んだように見えるかもしれませんが、冬眠中なのです。雪や氷が解けると再び顔を出し、天に向かって伸びていき、鮮やかな色と甘い香りで創造主に挨拶します。
私を支える
親と車で旅をしなくなってからは、遠方に住む祖父母を訪ねることがなくなりました。しかしある年の連休、飛行機で行こうと決めて、ウィスコンシン州の田舎町にある祖父母の家に行きました。そして帰る日のことです。空港まで送りに来た祖母が不安気に言いました。「あんなに小さな飛行機に乗るのかい。誰かが下で支えているわけじゃないのに、あれで空を飛ぶなんて、恐ろしいねえ…。」祖母は飛行機に乗ったことがないのです。
年齢は関係ない
デイブ・ボーマンは、50年間続けてきた歯科技工の会社の経営から勇退するつもりでした。糖尿病を患い、心臓手術もしたことでその決心は固まりましたが、スーダン難民の話を聞いて、5人の青年のスポンサーとなりました。そのことが、彼の人生を大きく変えました。
灰色の力
オランダのアーティスト、ヨニ・ルフェーブルは、自国の高齢者たちの活力を示そうと、「灰色の力」と題したプロジェクトを主催し、地元の小学生に祖父母の絵を描いてもらいました。彼女は、高齢者に対する「公平で純粋な」見解を表現したいと願い、子どもたちならば、それができると考えました。子どもの絵には、テニスをしたり、絵を描いたり、ガーデニングをしたりなどして 生き生きと活動する年配の人たちが描かれていました。
そばにいる
友人一家に、とてもつらい出来事が起こりました。私は何と言ってあげればよいのか、何をしてあげればよいのか分からなかったので、正直にそう言いました。すると友人は私を見つめ、「そばにいてくれるだけでいいの」と言いました。私は、言われたとおりにしました。それからしばらくして、私たちは神の愛について話し始めました。