心に留め置く
少年が学校で乗り超えるべき課題に直面しました。すると父親が、毎朝、学校に行く前に、次の誓いの言葉を声に出してそらんじるように教えました。「神さま、今朝も僕を起こしてくれて感謝します。僕は今日も学校に行き、勉強し、…あなたのご計画どおりのりっぱな人になって人々を導きます。」父は息子にこう宣言させることで、彼が人生の避けて通れない課題から逃げないように助けようとしたのです。
まっすぐ前に
昔のトラクターやコンバインは、前方を注視しハンドルをしっかり握っていないと、真っ直ぐ前進しませんでした。しかし、どんなに目が良くても、時に畝は重なって見えます。強靭な腕も一日の終わりには疲れ果てます。しかし、今ではGPS機能を用いた自動操舵システムのおかげで、数センチの狂いもなく、耕したり、植えたり、散布したりできます。非常に効率的で手間いらずです。巨大なコンバインの操縦席で、ハンドルの代わりにサンドイッチを手にし、食べている姿を思い浮かべてください。これは真っ直ぐ前進することを可能にした素晴らしい技術です。
私の目を開いてください
イスタンブールのカーリエ博物館に初めて行ったとき、天井のビザンチン様式のフレスコ画やモザイク画に、聖書物語が描かれていると思いましたが分からないこともありました。2度目は観光ガイドに色々案内してもらい、すべてがつながってきました。例えば、1番目の通路には、イエスの生涯がルカの福音書に基づいて描かれています。
思いがけない知恵
中学に上がる前の息子が暴力事件のニュースをテレビで見ていると、彼の母親がおもむろにリモコンを取り「こんなものを見る必要はないわ」とぶっきらぼうに言ってチャンネルを変えました。息子は反発しましたが、母親は「すべての真実なこと…すべての清いこと、すべての愛すべきこと…」(ピリ4:8)で心を満たしなさいという聖書のみことばを教えて納得させました。そして夕食後のことです。彼女が夫とニュースを見ていると、5歳の娘が急いでやって来てテレビを消し、母親の口調をまねて言いました。「あなたたち、こんなのを見る必要はないわ。聖書が語っていることを考えてごらんなさい。」